【詩】きらめきの彼方でまた会おう
走れ はしれ 走れ はしれ 今日が波に攫われる前に
仕舞いの君を目に焼き付けて ありったけの言葉にしよう
幕引きの先に根付くいのちは 明日を飛び越える
君が光って 魅かれて 引かれて 弾いて
僕らの指は奏でるんだ いくつもの希望のうたを
永遠に忘れることはない 輝いた夜の星々を
数えきれないほどの咲き乱れた花の色を
*****
手の鳴る方へ 手が哭く方へ 進んでいく君と
ただ優しい眼差しで背中を預けるかれで 蒔いた種
いずれまた向かう旅路の途中 芽吹き、繋がれる物語
幾千の祈りが込められたしおりを挟んだ頁は開く
まだ見ぬ誰かの手によって 涼やかな風を纏いながら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2021.4.27 ~ 2022.10.12
47箇所の劇場を訪れ、駆け抜けた 荒木宏文さんとにっかり青江さん
そして連れ立った旅一座の皆様、目撃者となった皆様へ
2年間抱えていた たくさんの感謝を込めて