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内定者・新卒社員におすすめ!マーケティング書籍ランキング -60名の先輩社員に聞きました-

内定者インターンのまい@maimai07_yy)です。マーケティングに日々携わっている先輩たちに

  • 仕事で参考になった本

  • 内定者・新人時代に読んでほしい本

についてアンケートを行ないました。その結果を発表します!🎊

/ アンケートでは約60名の方から回答をいただくことができました。\
ご協力ありがとうございました!

仕事で参考になった本

👑1位『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』

第1位は『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』でした!業界歴に偏りなく、多くの人が仕事に活用していました。

この本は、P&G出身でロート製薬やスマートニュースなどの様々な企業で経験を積んできた西口 一希にしぐち かずき氏が、マーケティングの理論や手法を紹介した本です。西口氏は、たった一人の顧客(N=1)を徹底的に理解すること(N1分析)でビジネスのアイデアが生まれ、事業を成長させることができると語っています。

参考になった理由としては、以下のようなコメントがありました。

・ソウルドアウトの大切にしている「顧客起点」が、理論だけではなく具体的な手法とともにまとめられており、実践に移しやすい。
定量的な分析だけではなく、定性的な分析を含めて、ユーザーインサイトの把握が大事ということが理解できた。

👑2位『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法』

第2位は『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法』でした!この本は、業界歴の浅い方が特に参考にしていました。

この本は、株式会社北の達人コーポレーションを資本金1万円で創業し、東証プライム上場企業にまで育て上げた木下 勝寿きのした かつひさ@kinoppirx78)氏が、独自のWebマーケティング手法を紹介した本です。

Webマーケティングの全体像をファンダメンタルズとテクニカルに分けて捉えることを提唱しています。ファンダメンタルズは、商品そのものやユーザーのペルソナ、インサイトを分析してコミュニケーションを設計することで、テクニカルは、広告のデジタルデータを分析してコミュニケーションを設計すること。両輪を回す必要があると語っています。

参考になった理由としては、以下のようなコメントがありました。

・管理画面上の数値だけを追い続けても限界があると感じていたとき、事業成長には、人のインサイトや感情の部分も理解する必要があると学ぶことができた。
・マーケターとして、ユーザーインサイトやペルソナのような「ファンダメンタルズ」の要素と、クリック率など数値分析をベースにした「テクニカル」な要素の両方が必要だとわかった。

👑3位『イシューからはじめよ』

第3位は『イシューからはじめよ』でした!この本も業界歴の浅い方が特に参考にしていました。

この本は、慶応義塾大学環境情報学部教授で、Zホールディングス株式会社シニアストラテジストの安宅 和人あたか かずと@kaz_ataka)氏が、課題解決方法について解説した、ロジカルシンキングの決定版といわれる本です。

課題解決を仕事としている私たちが、仕事の生産性を上げるためにはどうすればいいのか。生産性の高い人と低い人との違いは問題の“見極め”をしているかどうかであると語っています。本では、生産性の高い人の具体的な問題解決の流れを学ぶことができます。

参考になった理由としては、以下のようなコメントがありました。

・「わからないからこそがむしゃらに頑張ろう!」と頑張って疲弊してしまう自分に刺さる一冊。一心不乱に目の前の仕事に取り組むのではなく、解決するべきイシューを整理し仮説を立てる。そしてストーリーラインを構成することが大切だとわかった。

4位『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』

第4位は『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』でした!

この本は、マーケティングの世界的権威であるフィリップ・コトラー氏と、ブランディングの第一人者のケビン・レーン・ケラー氏が、感情論ではなく論理的にマーケティング・マネジメントを解説した本です。手軽かつ本格的にマーケティング理論が学べる、マーケティングの教科書としての役割を果たしてくれます。

参考になった理由としては、以下のコメントがありました。

・世界のマーケティングにおける大家が執筆した、最先端かつ網羅的にマーケティングの理論・実践を扱っており参考になった。

5位『ジョブ理論』

第5位は『ジョブ理論』でした!

この本は、イノベーション研究の第一人者であるクレイトン・M・クリステンセン氏によって、人がモノを買う行為そのもののメカニズムを解き明かした本です。企業の提供する商品やサービスではなく、顧客の“ジョブ”に着目すると本質的に顧客が解決したいことがわかり、それを新たな方法で解決することでイノベーションが生まれます。

“ジョブ”とは、ある特定の状況で顧客が成し遂げたい進歩のことで、消費とは“ジョブ”を片づけようとして特定の製品やサービスを“雇う”ことであるといいます。“ジョブ”には「機能的」「社会的」「感情的」の3種類があります。

参考になった理由としては、以下のようなコメントがありました。

・担当しているお客さまのサービスの訴求や、ターゲットに迷ったときに繰り返し読んで参考になった。
・商品やサービスを買う理由を突き止めることで、マーケティング施策に活用できるとわかった。

【必見】内定者・新人時代に読んでほしい本

👑第1位『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』

第1位はなんと、仕事で参考になった本第1位と同様に『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』でした!業界歴が4年以上の方たちが最もおすすめしている一冊です。

おすすめしたい理由としては、以下のようなコメントがありました。

マーケティングの本質である「顧客理解」と「ファンづくり」を学ぶことができた。新卒のうちに読んでおくと前提知識がインプットでき、お客さまとの会話がしやすくなりそう。
・経営者と現場、両方の立場で理解しやすい。
・どのようにして顧客を分類して施策に落とし込むのかがまとめられており、参考になる。

👑第2位『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』

第2位は『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』でした!業界歴が短い人から長い人まで、幅広くおすすめしている一冊です。

この本は、当時赤字であったユニバーサル・スタジオ・ジャパンの経営をV字回復させた森岡 毅もりおか つよし氏が、マーケターではない人に向けて、マーケティング思考とキャリア・アップの秘訣について解説した本です。

 企業がマーケティングに期待する役割は、売上を伸ばすこと。企業の方向性を示す「頭脳」であり、多くの部署を動かす「心臓」でもあります。マーケターは消費者理解の専門家として、消費者価値の最大化を目指し、組織の中で主体的に行動するべきだとまとめられています。

おすすめしたい理由としては、以下のようなコメントがありました。

マーケティングの全体像や基礎的な内容が実体験に基づいてわかりやすくまとめられており、新卒でも理解できる。
・「マーケティングとはそもそも何か?」という答えに一番腹落ちした。
・簡単に実践できる内容ではないが、顧客理解の仕方や企画の考え方などマーケティング全般のことが、USJを一つの事例として書かれておりわかりやすい。
・マーケティングについて学ぶモチベーションにもなる。

👑第3位『デジタルマーケティングの定石』

第3位は『デジタルマーケティングの定石』でした!

この本は、株式会社WACUL代表取締役の垣内 勇威かきうち ゆうい@yuikakiuchi)氏が、デジタルマーケティングで成果を出すための施策パターンである定石を解説した本です。

デジタルに「できること」「できないこと」を明確にしたあと、顧客の購買の流れに沿ってデジタルの活用方法を明らかにします。国内3万以上のWebサイトの閲覧履歴のデータ分析とユーザー行動の観察調査から導き出した定石がまとめられています。

おすすめしたい理由としては、以下のようなコメントがありました。

・デジタルマーケティングの実用的な内容だった。
・この本を理解すれば、本質的なマーケティング施策ができるようになると思う。

第4位『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』

第4位は『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』でした!2位の『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』と同じく、森岡 毅もりおか つよし氏によって書かれています。

この本は、森岡氏の実体験をもとに、マーケティング戦略の発想方法について解説した本です。本の中で紹介されているフレームワークを用いることで、アイデアを出す際にどこに集中して考えるべきかがわかるようになります。

おすすめしたい理由としては、以下のようなコメントがありました。

・売りたい商品を自分が体験してみて、どうして人がそれを買おうとするのか、お金を払ってくれるのかを知ろうとすることが大事であるとわかった。
・本を読むだけではダメで、一次情報を自分で取りにいくことが大切だと学べた。

第5位『現代広告の心理技術101』

第5位は『現代広告の心理技術101』でした!

この本では、セールスの背後にある心理学にフォーカスしています。広告とセールスの業界で世界的に有名なコンサルタントであるドルー・エリック・ホイットマン氏が、広告で商品を売るときの文章術を解説。「なぜその商品を買うのか」という人間の行動心理が深く解説されており、内容が実践的なので、すぐに仕事に活用できそうです。

おすすめしたい理由としては、以下のようなコメントがありました。

・「広告をみて商品を買ってもらうには?」という考え方が理解できる。
・ユーザーに届けるために必要な広告の技術が一冊に収まっている。

ソウルドアウトグループの読書事情を調査!

読書の習慣は【月に1冊】のペース

1か月に1冊のペースで読む人が多いことがわかりました!中でも、入社2年以下の先輩方もかなり習慣化されているようです。

忙しい先輩方は「週末に家やカフェで」「通勤時間や待ち時間に」「寝る前に布団に入って」など、それぞれのタイミングで読書をしているというコメントもありました。

【紙派が6割】だが電子書籍と使い分ける人も多い

圧倒的に紙派が多かったです!

*余談
まだまだ世間でも紙の書式が主流!公益社団法人全国出版協会の2021年度本の売上調査によると、紙の書式は前年度から1.3%減の1兆2,080億円、電子書籍は前年度から18.6%増の4,662億円だそうです。

2021年紙+電子出版市場は1兆6742億円で3年連続プラス成長 ~ 出版科学研究所調べ | HON.jp News Blog

また、両方を使い分けている人が3割と、意外にも多い結果に。使い分けるポイントとしては以下のようなコメントがありました。

・紙は「しっかり読みたいビジネス本」、電子書籍は「漫画など気軽に読みたいエンタメ系」
・紙は「何度も読んだり人に貸したりしたい本」、電子書籍は「一度読めば良さそうな本」
・紙は「手元に置いておきたい本」、それ以外は電子書籍か図書館
・電子書籍は「すぐに手に入れたい本」

電子書籍は購入の早さ試し読みの気軽さから選ばれていますが、何度もしっかりと読みたいものはやはり紙の本がいいと思う人が多いようです。

本を選ぶ基準は【表紙やタイトル、目次】【上司や同僚のおすすめ】

1位は【表紙やタイトル、目次】で決める
2位は【上司や同僚のおすすめ】で決める

ソウルドアウトでは、入社時の新卒研修で課題図書もあるようです!今回のアンケートのように、先輩方が実体験をもとにおすすめしてもらえると、とても興味がわきますね。

さいごに

今回はソウルドアウトの先輩社員を対象に実施した「実際に仕事で役に立った本」「入社歴の浅い人におすすめのマーケティング本」についてアンケート結果をご紹介しました!

私のように「入社前、入社後に勉強したいけど、何を読めばいいのかわからない……」という方の参考になれば幸いです!(私は入社までに今回紹介した本を読んで予習します!)

【執筆:まい(@maimai07_yy)/編集:みやたけ(@udon_miyatake)】


「#内定者インターンの備忘録」の記事です!こちらもお読みください📚


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