公式noteでの情報発信の裏側を調査!編集長に聞く、note運用2年間の失敗と成功の軌跡
こんにちは!内定者インターンのはるかです!
ソウルドアウト公式noteは、2023年8月4日に開設2周年を迎えました🎊
そこで今回は、ソウルドアウト公式noteについて振り返り、2年間の「継続と蓄積」によって生まれた価値について深堀っていきます!
開設当時から公式noteを運営し、ソウルドアウトをnote proセールスパートナーに成長させた公式note編集長のみやたけ(@udon_miyatake)さんに、公式noteの歩みと今後について伺いました。
ソウルドアウト公式noteの【目的】と【発信内容】
公式noteはどのようにして始まったのでしょうか?
ソウルドアウト公式note - ごあいさつ -を読み返してみます(^^)/
成果事例の紹介を軸に、デジタルマーケディングのノウハウについてアウトプット・情報発信をする場としてnoteを選んだようです。
また、ソウルドアウト公式noteの【発信内容】をまとめると、
などが挙げられます。とはいっても、開設当時のソウルドアウトは、コーポレートサイトとオウンドメディア「LISKUL」という、二つの情報発信の場所をもっていました。なぜ、新たなメディアが必要になり、なぜ、noteを選んだのでしょうか?
会社の独自性や社員の個性を発信する場所としてnoteを開設
─── すでに情報発信の場所として、コーポレートサイトと「LISKUL」をもっていたにも関わらず、どうして新たなメディアを立ち上げることになったのでしょうか?どういった背景があるのか教えてください!
みやたけ:コーポレートサイトは、会社の情報を集約する場で、ソウルドアウトのブランドを対外的に伝える場だと考えています。
一部、社員インタビューや社外の方との対談もあり、そういったコンテンツを通じて、当社のミッション「中小・ベンチャー企業が咲き誇る国へ。」は、浸透しつつあると感じていました。
ですが、私たちソウルドアウトがお客さまに選ばれ続けるためには、想いだけではなく、どのようなサポートが受けられるのか?どのような社員がいるのか?を詳しく伝える必要があると思ったんです。
─── 想いの部分だけではなく、実際の活動を発信していくことが大切だと考えられたんですね。もう一つのメディア「LISKUL」では、デジタルマーケティングに関する情報を発信しており、公式noteの方針と重なる部分があるように感じました。
みやたけ:そうですね。たしかに、「デジタルマーケティングに関する情報発信メディア」という大きなくくりでは同じです。
しかし異なる点は、「LISKUL」はSEOに強いオウンドメディアであり、網羅性のある内容を発信していること。
ですので、より具体的なサポート内容や成果事例、個々の社員がもつ専門性などを伝えるにはどうしても合わなくて。公式noteでは、ニッチな領域を、より深く書くことを意識しています。
─── たしかに公式noteでは、ある特定のテーマに焦点を絞り、深く掘り下げていますよね!noteというプラットフォームを活用することにした理由はありますか?
みやたけ:noteは「Look at STORY」と呼ばれるプラットフォームで、ストーリーを語ることで共感を得られやすい場所だと感じたからです。また、noteはバツグンに更新しやすく、管理コストをみても安価だという良さもあります。
2年間の【軌跡】
公式note開設当初~1年頃|記事公開数をKPIにおいて継続をクセづける
─── 新たな情報発信の場所としてnoteを選び、2021年8月、公式noteの運用を開始されました。当初はどのような目標を立てていましたか?
みやたけ:まずは月6本以上の記事を公開することを目標に設定しました。メディアを成功させるための肝は、「継続」だと思っています。継続をクセづけるため、はじめに行動目標を設けました。
しかし社内の認知度が低かった開設当初は、一人でネタ集めに奔走し、かなり苦労していましたね。
業務フローを整え、社内に協力者を増やす
─── たしかに、月に6本以上クオリティの高い記事を出すためのネタを集めるとなると、かなり苦労しそうですね……。公開記事の目標達成と、ネタ集めの苦労をどのように乗り越えましたか?
みやたけ:一人で達成するのは難しかったので、社員にも書いてもらおうと、執筆フォーマットを制作し、業務フローを整えました。記事執筆を個人目標に入れる社員が出てくるなど協力者が増え、記事の更新も安定してきました。
─── 一人で抱え込まず社員を巻き込むことで、ネタ集めと記事の充実を実現したんですね。公式noteでの情報発信による成果が見え始めたのはいつ頃でしょうか?
みやたけ:開設から半年ほど経った頃、白戸さんが執筆した記事が大きく注目を浴びて。X(旧 Twitter)を中心に、これまでの記事も広がっていきました。
ほかにも、社員への指名問い合わせや、ウェブメディアから寄稿依頼が来るようになりました。
─── 多くの人に注目される記事が生まれてきたことで、発信元であるソウルドアウト公式noteにも注目が集まるようになってきたのかもしれませんね。蓄積が功を奏した瞬間だと思います!
公式note開設1年~2年(現在)|SEO流入が7割を超える
みやたけ:開設から一年が経ち、note proセールスパートナーに選ばれました!これまでの運用実績を認めていただけたんだと思っています。
また、この頃にはGoogle検索からの流入が、X(旧 Twitter)からの流入を超えました。
SEO1位の記事も表れるようになりました。
こういった成果を可視化して、社内にフィードバックするようにしていると、だんだんと社員からのポジティブな声が聞こえてくるようになりました。社員への協力依頼もしやすくなり、お客さまとの対談企画が増え始めた時期でもあります。
─── 社内外で成果が認められるようになってきたんですね!開設から2年、継続して記事を出し続けてこられたのはどうしてでしょうか?
みやたけ:以前は全ての記事で、質を重視して全力投球していたのですが、記事の質に強弱をつけることで、発信し続けられていますね。最近では「つぶやき機能」なども活用して、ちょっとしたニュースを、いちコンテンツとして発信しています。
─── noteの機能をフル活用することで、継続できているんですね!
公式noteの【活用方法】
“記事化”によって新たに生まれた価値
社内に存在するコンテンツを、“記事化”して蓄積しておくことで、どのようなメリットが生まれたのでしょうか。
インタビューで伺った中で、私が特に印象に残った活用方法をまとめてみました!
名刺代わり
社員へのインタビュー記事やお客さまとの対談記事など、社員が自己紹介をする際に記事を活用しています。
営業活動(提案の補完)
事例を紹介する記事を提案の前後にお送りすることで、提案内容の肉付けに。本来であればその都度何度も話していた内容を、記事を読んでもらうだけスムーズに伝えられるので、業務効率化につながります。
採用広報
社員の仕事に対する考え方や、お客さまに向き合う姿勢が生の声に近い形で発信されています。採用候補者に、入社後の“働くイメージ”をつかんでもらうきっかけになっており、採用広報にも寄与しています。
社外からいただいている評価
📢note社や読者(Xのポストなど)からも、よい評価をいただいています!
📢また、取引先・パートナーの皆さまとの対談インタビューにご協力くださった方からは、
といったお声をいただきました。
note proセールスパートナー
2年間の失敗・成功からの学びを還元
私たちソウルドアウトは「note proセールスパートナー」です!
▶初期導入支援
など、ソウルドアウト公式noteでの成功・失敗事例を踏まえ、noteの立ち上げ・運用のサポートをしています。
最終目的はソウルドアウトのサポートが終わったあとも、noteの運用を続けられる状態をつくること。内製化に向けて取り組みます。
noteの活用法は無限大
ソウルドアウトは、noteを「BtoBブランディング」を目的に活用していますが、noteは様々な目的で活用できます!先日は、採用広報で活用する方法についてまとめました。
ほかにも、様々な課題解決に活用されています。
ブランディング(認知拡大)や採用広報など、どんなきっかけでもnoteは有効です。ご興味がある方、ぜひ一度、お気軽にご相談ください!課題に合わせた支援の形をご提案をさせていただきます!
ソウルドアウト公式note、今後の展望
社員全員が公式note編集部
─── 現在、課題に感じていることはありますか。
みやたけ:noteを執筆したい!と思ってもらえるメンバーを増やしたいです。
現状、私がイチから企画して執筆するものがほとんどです。しかしそのままだと、企画が偏ったり、どうしても公開できる記事数を増やすことが難しかったりしてしまうんです。かといって、ほかのメンバーにお願いするにしても、現場の皆さんはそれぞれの業務を抱えており、特に繁忙期は協力を得にくくなります。
ですので、noteにできそうなネタがある、ペライチの資料にまとめている、そういった状態からでも簡単にnoteを執筆できるような仕組みをつくったり、noteを執筆することによるメリットを大いに感じてもらえるようにしたりしたいです。最終的には、社員全員がnoteの執筆者になる状態が理想です。
─── 社員全員が公式note編集部ということですね!お忙しいかと思いますが、まだ関わったことのないメンバーの皆さんにもぜひ挑戦してほしいです。
みやたけ:また、このまま一人で運用していても、公式noteの成長には限界があると思います。一人ではなく、チームで育てていきたいですね。
今後は、私の頭の中にある2年間の経験やノウハウを資料化して、チームをつくっていけたらいいなと……。
─── たしかに、チームで運用できれば、量も質も各段にレベルアップしそうです!
編集長自身が楽しむことで、読者も楽しめる場所をつくりたい
みやたけ:あとは、公式noteの枠にとらわれてかたくなってしまうのではなく、もっと楽しんで運用したいです!noteに限りませんが、編集長自身が楽しんでつくっているメディアには読者もワクワクできます。
編集長である私自身の楽しむ気持ちが読者に伝わり、読者も楽しめる場所をつくり、公式noteのファンをつくりたいです。
── 素敵ですね。具体的に挑戦したいことや書いてみたい記事はありますか?
みやたけ:記事を簡単に紹介するラジオをしてみたいです!
個人的にラジオを聞くのが好きで興味があって(笑)。あと、ラジオだと気軽に空き時間に情報を取り入れられるのでいいですよね。
また、新しい企画として、地方、中小企業はもちろんのこと、地域の伝統産業や地方自治体の取り組みにフォーカスした記事をつくりたいです。
─── 公式noteはソウルドアウトのミッションを体現する場になっていきそうです!今後も目が離せません👀
【番外編】ソウルドアウトの皆さんへ。編集長のサポートを紹介
私自身、内定者インターンとして公式note編集部に配属が決まった際、自分に記事が書けるのかと、とても不安でした。noteでの情報発信に興味はあっても、一歩踏み出せないメンバーも多いのではないでしょうか。
そんな皆さんに知っていただきたいのが、みやたけ編集長のサポート。私もうまく言語化できない場面が多々あるのですが、みやたけさんから言葉を引き出してもらっています。
具体的にどのようにしてnote記事が完成するのでしょうか?noteが完成するまでの流れをまとめてみました。
「なにを誰に届けたいのか」を明確にして記事の目的を確認し、その目的を達成するために大まかな構成を組み立てていくところからスタートします。
このシートでは、記事の内容が薄くなったり、本題から逸れたりしてしまうことを防ぎ、執筆中に手が止まったときにも「指針」となって助けてくれます。
“長文で書くのではなく、箇条書きに変更する”など、伝わりやすくするための工夫や、noteの機能をフル活用するアドバイスもあり、とても学びが多いです。
誤字脱字がないか?誤った情報はないか?などを確認し、記事を公開。
発信後は、社内チャットツールでの周知や、社外へはSNS(X、Facebook、Linked inなど)を活用して拡散し、より多くの人に届けるための工夫をします。
ソウルドアウト公式noteは、メンバーの皆さんの日々の活動があってこそ、「蓄積と継続」が実現できています。執筆のご相談をお待ちしております!
そして上記のnoteがかなり好評だったので、ウェビナーにも登壇しました✨下記よりアーカイブ配信を受け付けています!ぜひ。
【執筆:はるか/編集:みやたけ(@udon_miyatake)】
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