備忘録:映画「すばらしき世界」
キャスト★★★★★
脚本★★★★★
時代:現代
鑑賞後:考えさせられる・哀しい
罪を犯した者の再生がテーマ。
多くの人が見逃す、悪質な小さな罪を、主人公は見逃せない。真っ直ぐな性格ゆえ、その怒りに火が付くと手が付けられない。
弱者を助けられなかった主人公の罪悪感は、見終わった後も引きずってしまった。私たちが起こしているであろう、日常の罪の重さも考えさせられる。
救いは、縁あって関わりを持った人間が、親身になってくれること。主人公の真っ直ぐで真面目な性格だからだろう。ひたむきに人生に向き合う姿は、見ているこっちも、丁寧に生きようと思わされる。
矛盾した世界。
見逃されてしまう罪。
それでも生きること。
すばらしき世界というのは、皮肉なもの。
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