ラクラク瞑想 -1-
☆ ココロ も カラダ も すこやかに
瞑想は初めてという方も、やってみたけど苦手だという方も、誰でも楽に始められる方法をお話してみたいと思います。
瞑想をしたら、気持ちが落ち着いて楽になれそうです。
こころ穏やかに毎日を過ごせれば、表情も明るくなって健康にも良さそうです。
イライラしながら険しい表情で暮らすよりも、ずっと健康的ですし、人間関係も良くなって家庭生活や仕事の上でも良い影響が出るというのは良く聞く話です。
☆ たったの1分から
無理せずに、楽に始められるように、考えてみました。
まずは、簡単なガイダンスのあと、いちばん簡単な方法を具体的にお話します。
スタートできたら、引き続き段階を追って、説明を加えていく予定です。
始めは、たった1分間の瞑想から。
よろしかったら、一緒に始めませんか。
☆ 簡単ガイダンス
瞑想と聞いて思い浮かぶのは、目をつぶって座っているポーズでしょう。
だからといって、ポーズを真似して座ってみても、何をしているのか良くわからないかもしれません。
昔から、お釈迦様の話とか、達磨大師さんの伝説などを聞くと、瞑想するとなんだか凄くなれそうな気がしますが、かといって何がどのように凄いのかが判りにくいですね。
☆ 何のために瞑想するのですか?
お釈迦様や達磨大師さんも瞑想で修行を積まれたということですから、悟りに関係がありそうですけれど、難しい話はあとにして、解りやすいところから始めましょう。
奥は深そうですから、焦らないほうが良いでしょう。
☆ ラクになったり、健康になったり、美人になるかも
まずは、気持ちが楽になったり、健康になったりという期待から始めるのも良いのではないでしょうか。
健康になると肌が綺麗になって美人になるかもという期待も、欲といえば欲ですが、始めるきっかけになるなら悪くはないでしょう。
いずれは、「私の本当の望み」に気がつくはずですから。
☆ とりあえず方向性を理解する
私たちの心の状態には喜怒哀楽を始めとして、いろいろな状態がありますね。
感情に圧倒されて苦しんだり、思惑が外れて落ち込んだりという、苦しい心の状態から開放されて、楽になりたいという気持ちは誰にでもあるでしょう。
つまり、落ち着いて安らかな心で居たいということですよね。
☆ 本当の望みとは
心には、無意識と呼ばれる領域があって、自分では自覚していない心の働きがいつの間にか行動を支配しているというような話を聞いたことがありませんか。
まさか自分がそんな訳はないと思いたいところですが、かといって自分の本心は何かと深く問い詰められると、なんとも不確かな答えしかできなかったりします。
本当にやりたい事とは何だろう?
本当の自分とは何だろう?
何のために生きているのだろう?
そういった深い問いに思い当たると、瞑想をしたほうが良いかも知れないと思われるのではないでしょうか。
☆ 良質な集中を手に入れる
瞑想の初心者にとって、初めに練習するのは集中することです。
良質な集中状態を実現するために、落ち着ける場所を選んで、きれいに整えます。
他のことに気持ちを持っていかれないように、何もしないで居られるように態勢を整えます。
そのためには、立ったり歩いたりしているよりは、座るのが良いです。
体を横たえると反射的に眠ってしまうので、座っている方が良いです。
とりわけ現代の日常を普通に生きている人は、慢性的に疲労を溜め込んでいるもので、横になったらすぐに眠ってしまいます。
療養中などの特殊な事情の人は、形にこだわらずに寝たままで瞑想するのも良いと思います。
☆ 座り方
座り方としては、結跏趺坐と言われる、独特の足の組み方をした姿勢が有名です。
結跏趺坐が楽にできる方には、その座り方が一番だと思います。
とはいえ、簡単に始めるには細かいことは気にせずに、いつも通りに座ればOKです。
☆ オススメは椅子に座る
椅子の生活に慣れている現代人にとっては、体が固くなっているので結跏趺坐は難しいと思います。
私自身も体が固くて、正しい姿勢が保てなくて悩みました。
無理して頑張ると、足が痺れるばかりか腰や背中が苦しくなって瞑想どころか、がまん大会のような苦行になってしまいます。
あるとき、椅子を使って正しい姿勢を保てるように工夫してみたところ、意識の状態もクリアになって具合が良いという体験をしました。
それ以来、瞑想専用の椅子を自作して使うようになりました。
また、来られる方々にも、苦しい無理な姿勢を我慢するくらいなら、椅子を使うように勧めています。
☆ 普通の椅子で姿勢を整える
椅子の使い方は、あとで詳しく説明します。
始めはこだわらずに、普通の椅子に腰掛けてみましょう。
ソファーのような低い椅子では背中が丸くなるので、事務用の椅子くらいの高さの椅子が良いでしょう。
椅子には浅く腰掛けて、背もたれからは背中を離しておきます。
足の裏はしっかりと床につけます。
肘掛けはあっても構いませんが、背もたれ同様、触れずにおきます。
☆ 姿勢
姿勢のポイントは、骨盤(腰の骨)が垂直に立った状態で背筋を伸ばすこと。
そして、頸椎(首の骨)も背骨の上にまっすぐ伸びるように上半身を真っ直ぐに立てます。
頭のてっぺんの髪の毛を上に引っ張られたと想像してみてください。
髪の毛を引っ張られると痛いので、自然に背筋を伸ばすと思います。
そのときの姿勢が、背筋が真っすぐ伸びた状態です。
☆ 瞑想する
さぁ、これで瞑想の準備ができました。
☆ 目を閉じて普通に呼吸する
座って姿勢が整ったところで、まぶたを閉じましょう。
そして、呼吸は普通に続けます。
深呼吸したり、数えたり、特別な呼吸をする必要はありません。
姿勢を保ったまま、何も考えずに、いつもどおりに呼吸をします。
☆ 鼻孔の入り口に集中する
意識は、鼻孔の入り口に集中します。
呼吸に伴って、鼻孔周辺に空気が流れる感触を感じるはずです。
その空気が鼻孔周辺に触れる感覚に集中し続けます。
イメージを思い浮かべる必要はありません。
マントラを唱える必要もありません。
何も考えないようにします。
☆ 考えずに1分間
もし、何かが思い浮かんだら、その思いを止めます。
イメージが浮かんだら、それもやめます。
追いかけずに、続けないで、手放します。
まずは、これを1分間くらいやってみましょう。
もの足りなければ、もう少し続けても構いません。
無理をせずに試してください。
1分たった、これで良いと思ったら、静かに目を開けましょう。
これで、はじめての瞑想は完了です。
☆ いかがでしたか?
上手くできたとか、できなかったとか、ついつい評価や判断をしたくなりますが、それは分別(理知的な思考、理性)に他なりません。
この分別を止めた先に、「無分別の智慧」と呼ばれる瞑想に求められる意識の状態があります。
始めたばかりの瞑想は、分別を止めて、いつもとは違う意識状態に入って行く練習をしているところですから、雑念が湧き起こるのが当たり前です。
アレコレ考えを巡らしたり、イメージを想い浮かべたりするのを止める事が肝要です。
☆ 習慣になるように続ける
始めは1分間でも我慢が必要かも知れません。
落ち着きたい時に、ちょっと1分間だけ努力して、瞑想してみてください。
少しは気持ちが落ち着いて、効果を感じられるでしょう。
毎日、習慣になるように続けながら、時間を長くしてみてください。
5分、10分くらいから始めて、30分とか1時間にできたら素晴らしいです。
☆ 続きはお楽しみに
分別とか無分別とか、意識状態とか、聞き慣れない言葉ですが、それらの説明はもう少し体験を積んでからの方が良いでしょう。
知識を重視すると、つい分別が働いて、新しい体験の邪魔になりますから。
雑念が次々と思い浮かんだとしても、取りあわずに流して続けてください。
始めは、その練習をしているのですから、悩む事ではありません。
次回からは、瞑想中に起きる体験を踏まえて、要点を段階を追ってお話ししたいと思っています。
続きを楽しみにしてください。
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