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芸術行為とは何か?

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フランス現代思想から、小説家のフランツ・カフカと、アニメの『メイドインアビス』の解釈を通して芸術行為の本質に迫る。
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#芸術論

フランス現代思想から解釈する『メイドインアビス』【Part5】

終わりに 我々は作家自身と作品それ自体について、形ある生命を評価するという価値観を築き上…

そら
1年前

フランス現代思想から解釈する『メイドインアビス』【Part4/5】

●具体的内容の考察  ここからはこの作品の話数ごとに上記で解説した三人の思想からみたメイ…

そら
1年前

フランス現代思想から解釈する『メイドインアビス』【Part3/5】

モーリス・ブランショからの解釈 次にブランショの視点から全体を捉えてみる。 ブランショは…

そら
1年前

フランス現代思想から解釈する『メイドインアビス』【Part2/5】

ジョルジュ・バタイユからの解釈 このアニメは全体を通して今まで解説してきた芸術行為の本質…

そら
1年前

フランス現代思想から解釈する『メイドインアビス』【Part1/5】

注※この記事を読む前に、私が書いた記事の「芸術行為とは何か?【Part1/8】|旅思想日記|no…

そら
1年前
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芸術行為とは何か?【Part8/8】

ジル・ドゥルーズ『逃走線』  ドゥルーズはあらゆる要素を三角形の頂点へ向かわせるような近…

そら
1年前

芸術行為とは何か?【Part7/8】

カフカの晩年『「彼」の為の戦い』  晩年のカフカは自己救済のための戦い、未知なるものとの戦い、しかしまた自分ではないもののために戦う「彼」のための戦い、書く行為のための戦いの葛藤のなかにいた。  カフカは文筆が作品として結実する地である耕作地からも、文筆が不毛なまま続行される砂漠からも排除され、その境界領域でさまよっていた。 「この世で生きたい」という意志と「この世から見捨てられた」と実感するカフカであったが、そのような彼の強烈な生命力の源とは「書く行為」の世界であり、作品

芸術行為とは何か?【Part6/8】

カフカの婚約破棄問題『ユダヤの掟と婚約破棄』  またこのカフカの彷徨いの生き様は彼の二回…

そら
1年前
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芸術行為とは何か?【Part5/8】

モーリス・ブランショ『書くという行為』  ブランショは前述した「作家の書くという行為、そ…

そら
1年前

芸術行為とは何か?【Part4/8】

カフカ vs 父親『逃避』  それは彼の父との確執に垣間見える。 実に有能な実務家であったまさ…

そら
1年前

芸術行為とは何か?【Part3/8】

カフカにとっての文学の本質『焚書』  第二次世界大戦直後のフランス共産党は、ナチス・ドイ…

そら
1年前

芸術行為とは何か?【Part2/8】

ジョルジュ・バタイユ 『ジョルジュ・バタイユ』  バタイユは第一次世界大戦と第二次世界大戦…

そら
1年前

芸術行為とは何か?【Part1/8】

芸術の本質的行為を探る 『芸術行為とは何か?』  音楽、絵画、彫刻など、人は太古から芸術活…

そら
1年前
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