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声が聴きたくて 飛びだした街 
嘲笑うように 降りだした雨 

足を早めても 行くあてもなく 
帰る場所さえも いまは遠くて 

涙 忘れた 私の代わりに泣いてるの? 

どこまで行けば いつか ぬくもりに逢えるの? 
どこにも行けず ただ立ちつくす 

どれだけ待てば いつか 想いは届くの? 
どれだけ待てば 願いは叶うの?  


笑顔ふれたくて 駆けだすけれど 
嘲笑うように 降りしきる雨 

いつもの景色が なにもかも滲んで見えるよ 

どこまで行けば いつか ぬくもりに逢えるの? 
どこにも行けず ただ立ちつくす 

どれだけ待てば いつか 想いは届くの? 
どれだけ待てば 願いは叶うの?  


どこまで行けば いつか ぬくもりに逢えるの? 
どこにも行けず ただ立ちつくす 

どしゃ降りのなか 君をさがす交差点 
いつまでも ここから 動けない 


そらかな's liner notes

あたたかかった “あの場所” に戻りたい……。

遠く離れた街。
いまはもう逢えなくなってしまった、あの人。

でも、逢いたくて。

戻ることも、進むこともできずに
立ち止まったままで、
だけどずっと想ってる。

そんな「行き場のない想い」をうたった曲。
せつなさのなかに疾走感あふれるロックナンバー。

バンドメンバーのデモ演奏を聴いたとき、
私の頭に思い浮かんだ情景は・・・

繰り返し繰り返し、雨を拭う車のワイパーと
大阪のど真ん中、交差点を目の前に立ち尽くしている自分の姿。

・・・これは「雨」の歌や!!!

そんなふうにひらめいて書いたのが、この曲。
10年ほど前に書いた。
作詞・作曲・ヴォーカルは私。

歌詞もメロディもわりとシンプルなんだけど
ライヴパフォーマンスも含めて
自分のなかでは「バッチリハマったな」と手応えを感じられた。

裏メロ(主旋律の歌メロのバックで楽器が鳴らしてるメロディのこと)との相性もバッチリだし。
私のお気に入りの一曲です。

今回は音源があるので、お暇なら聴いてみてくださいね。
めっちゃ古いライヴ音源で申し訳ないんだけど。

あ、先に言い訳させてもらうけど。
いまならもっとうまーく、スマートに歌えるからね!!!

めちゃくちゃチカラ入ってて、
とにかくパワーで押し通そうとしてて、
バックで演奏してるメンバーと喧嘩してるかのようで、
いま聴いても笑えるわ・・・

だけどそれで「びしょ濡れで街を駆けずり回ってる」様が表現できてるんじゃないかなって、自画自賛。

私は “アーティスト” なので
「書く」だけじゃ、終わらない。

「歌う」ことも、私を構成する大事な要素。
ステージで歌うあの気持ちよさは、何ものにも代え難い快感だ。

「書く」にしろ、
「歌う」にしろ、
とにかく自分を表現することが、やめられない。

いつかまた、ステージで演りたいなぁ。
リメイクして、リベンジしたい。

あのころよりちょっぴり大人になったいまならきっと、
新たな音を奏でられるような、
そんな気がしてるんだ。

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ソラノカナタ⭐️言葉をあやつるアーティスト
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