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ゴールは決めずにただ続けるだけ 〜「続ける思考」を読んで〜

こんにちは、Solanです。

世間はお盆休みシーズンですね。
私も実家からこの記事を書いています。

今年はいろいろな本を読むことを目標にしていて、気になった本を興味の赴くまま読んでいます。

今日は「続ける思考」を読みました。
今の私にとって「やっぱりそうだよね!」と背中を押されることの多い本でした。




「正しい努力をしないと意味がない」・・・でも本当にそうだろうか?


最近私は「習慣化したい」「続けたい」と思っていることがあって、どうすれば続けられるかのヒントがあるかなと思いこの本を読み始めました。

何かを続ける時、そこには必ず何かの目標があると思います。
私にも目標があっていつかそこに辿り着きたいと思っていますが、本やYouTubeで調べると

「目標達成に最短で辿り着くコツ!」

「〇〇したいならこうしないと損!」

「いちばん効率的な努力の方法!」

のような目標達成のための最短ルートを提示する情報ばかりで、なんとなくモヤモヤしていました。


なぜモヤモヤするのかイマイチわかっていなかったのですが、最近とある方のYouTubeを見てハッとしたことがありました。
その方が言った一言は、

「一生やるって決めたから、今日一日サボったくらいでどうともない」

ということ。

あ、それだ!

とストンと腑に落ちました。
私がやりたいことって、目標に辿り着くことはもちろんなんだけど、「続けたい」ということと、その過程を楽しみたいということなんだと。
最短ルートで行きたいんじゃなくて、向かうまでの景色とか寄り道とか、そういうの全部含めて楽しみたい。


「続ける思考」を読んで、その思いは確固たるものになりました。
1日15分でも、1年続けたら91時間です。
最短ルートを行く人にとっては「たったそれだけ?」かもしれませんが、何もしないで過ごす1年よりずっといい!

もちろん何かの期限があって努力すべき目標は、最短ルートを進むことが大切だと思います。
でも私の目標には特に期限がありません。
楽しく続けて、続けた先に「続けて来た」っていう成果が積み上がっただけでも十分かなと、そう思えました。

まずは効率を考えずに続けてみる。
今の私にはそれが一番しっくりくると感じました。




「記録」で「続ける」をコレクション化する


記録って偉大です。
これは手帳が好きでずっと書き続けてきた私が、確固たる実感を持って言える数少ない事実です。

先ほど、

"続けた先に「続けて来た」っていう成果が積み上がっただけでも十分"

と書きましたが、その「続けて来た」事実をどうやって振り返るのか、証明するのか。
それこそが記録です。


私が手帳に記録をつけるようになったキッカケは、社会人になって日々が忙しすぎて「思い出が抜け落ちている」ことに気付いたからでした。
あれ?この一年なにしてたんだっけ?
そう感じた時の虚しさは忘れられません。

楽しかった思い出は確実にあるはずなんです。
恋人とデートして、友達とディズニーランドに行って、そういう予定はカレンダーを見たら書いてあるのですから。
でも、じゃあその時何したか?どんな風に楽しかったのか?それが全然思い出せなかったのです。
それが怖くて、勿体なくて、書き残すことを始めました。

書き残したことが溜まっていくと、それ自体が「生きてきた足跡」のように思えるようになりました。

何かを「続けた」という事実も、記録し続ければそれ自体が努力の証、実績になると思うのです。
見返せば自信になり、新しいチャレンジへ背中を押してくれるかも。



きつい労働、楽しいお酒、けっこうそれはいい人生だ


最近、こんな謳い文句が多くありませんか?

「好きを仕事にしよう!」

「フリーランスで、人間関係の悩みから解き放たれよう!」

「時間や場所にとらわれない働き方をしよう!」

私はサラリーマンですが、好きな場所で、好きな時間に、好きな人とだけ仕事をする生活・・・めちゃくちゃ憧れます!
フリーランスに憧れて色々調べてみたこともありますし、フリーランスでフルリモートの働き方カッコいいな〜と素直に思います。
結局様々なメリデメを考えた結果、「今の」私にはフリーランスのメリットが少ないので転向は考えていませんが、いつかフリーランスを選択することもあるかもしれないと思っています。

ただ、フリーランスに関して極端に「自由」とか「わたしらしく」とか「好きなことだけ」みたいなキラキラした面ばかりが押し出されていることがあって、そういったキラキラした面
「自由であること」
「わたしらしくあること」
「好きなことだけできること」
がまるですごく良いものかのように押し出されている点にはなんとなくモヤモヤしていました。


不自由に嘆いてみたり、自分を押し殺して歯を食いしばってみたり、嫌な仕事を頑張ってみたりして、その後に楽しい週末を過ごす。
一見つまらない人生に見えるかもしれないけど、過去のあらゆる労働者がそうしてきたように、積み重なったらそれは充分賞賛に値する人生だと思います。


もちろんフリーランスが先ほど述べたようにキラキラした面ばかりでないのは理解していますし、不自由や嫌な仕事を甘んじて受けてばかりいることが良いとも思っていません。
ただ、

きつい労働、楽しいお酒、けっこうそれはいい人生だ

という一言で、キラキラした面ばかりを夢見る必要はないし、今ある自分の仕事に誇りを持っていいんだと思えました。



続けてみよう!とりあえず!


効率や成功を考えず、「とにかく続ける」ことを続けてみたいと思います。
その先がどうなるのかは分かりませんが、今の自分とはちょっとだけ変わっていくはず。
それを楽しみに、続けてみます。


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