心もお腹も優しさでいっぱい
山吹の棚田を後にして、次の目的地へ山間の道を走っていた。
大好きな家族のお母さんが、お弁当を作ってくれていた。
お餅の文化が強く残っている一関。どこの家にも臼があるみたいな話も聞く。
餅米で作ってくれたおこわのお弁当。
良い景色を見ながら食べたいと、探しながら車を走らせていた。
そうすると、程なくして、小さな棚田の先に栗駒山の姿が見えた。
ここでご飯を食べる事に決めた。
栗駒山を眺めながら食べるおこわのお弁当が、ものすごく美味しくて、あったかくて、心から嬉しくておいしくて、胸いっぱいに幸せを感じる時間だった。