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一度は行きたい!!「登美の丘ワイナリー研修」で体験した、驚きのワイン体験!!

山梨県「登美の丘ワイナリー」

株式会社そらの中で、ワインを扱う業態、各々のワイン力向上の為、山梨県にある登美の丘ワイナリーへ研修に訪れました。

新宿駅から電車とバスを乗り継ぎ、約2時間30分。
到着すると、50区画150ヘクタールにも渡って広がる葡萄畑と、南アルプスを望む雄大な景色が迎えてくれます。


日本最大のワイン産地である山梨県にある、このワイナリーは、自然の恵み(水・土・空気・人)を最大限に生かしたワイン造りが特徴で、その魅力を間近に感じる事ができます。
世界的にも、様々な賞を受賞している日本のトップワイナリーの内の一つです。


1. 葡萄畑

まず初めに、見学したのは広大な葡萄畑。
この日は運よく、葡萄収穫の真っ最中。
完熟している果実だけを選別しながら、膨大な手間をかけて収穫する。
その様子から、高品質なワイン造りへの想いの強さを感じる事ができます。
登美の丘では、土壌や気候の特徴を活かして複数の品種が栽培されていますが、それぞれの品種ごとに育て方も変わります。
新たな葡萄の木を植えてから、ワインとして完成するまでに、短くても10年もの年月を必要とするワイン。
10年以上前に植えられた木々から、葡萄と一緒に、過去のワイン醸造家の方々の想いも一緒に収穫しています。

完熟した葡萄のみを選別しながらの、手間のかかる収穫作業。

2. 樽塾庫

続いて訪れたのは、山の中に作られた樽塾庫。

温度・湿度の変化が少ない、熟成に適した場所。

中に入ると、木樽が並び、大量のワインがその中で熟成されています。

古くに作られ、長い刻を重ねた数々のワイン。

30年前のワインの、そのボトルの中には30年前の空気と時代が一緒に閉じ込められています。
1本のワインを飲むこと。それは単純に味覚で味わうだけではなく。
そこに至るまでの長い時間と、携わった造り手達に想いを馳せながら楽しむ。
そんな楽しみ方もワインの魅力の一つとして、お客様に伝えていけたら素敵ですね。

3. テイスティング&セミナー

見学後は、様々なワインをテイスティングしながら、それぞれの特徴と、登美の丘ワイナリーのワイン造りのこだわりについて学ぶセミナー。

世界の気候やワインの嗜好が変化している中で、10年以上先の未来を見据えたワイン造りをされている方々には、本当に尊敬と感謝の気持ちを覚えます。
これまで山梨ワインといえば、甲州やマスカットベーリーAが代表的です。
現在、登美の丘ワイナリーで収穫量が大きく増えているのは、夏の暑さに強いプチ・ヴェルド。
10年以上前に、今の気温上昇を見込んで植えていた事には驚きます。

そして、10年後の未来を予測して、今年、大幅に植えたのはなんとグルナッシュ。10年先に、山梨のグルナッシュワインが飲める事は楽しみすぎますね。

セミナー後には、2010年の貴腐ワインを試飲できるという、貴重な体験もさせていただくことができました。
貴腐菌の繁殖状況により、まったく作れない年もある、とても貴重なワインです。

試飲した登美<ノーブルドール> 2010 55,000円

4.レストランディナー&ペアリング

ワイナリーにて多くの体験をして学んだ後に向かったのは、甲府の庭園レストラン「キングスウェル」。
地元食材をふんだんに使ったコース料理と一緒に、ワイナリーで学んできたワインとのペアリングを体験します。

英国式庭園とこだわりのイタリアン キングスウェル
コース一品一品と学んだワインをペアリングで実体験。
山梨らしさを感じる、ほうとうのオルトラーナ。

まとめ

「登美の丘ワイナリー」での体験は、雄大な自然に囲まれながら、葡萄造りから始まり、ワイン造り・地元食材とのペアリングまで。
一連の工程、全てを目で見て、舌で味わい、造り手の想いを受け止めることができる貴重な体験をすることができました。