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選手が主体的に学びプレーする枝D
長年サッカーを指導してきて、自分なりに考え、教えてきたこと。
攻守の切り替えを素早くするには、ゲーム形式の練習が効果的であること。
守備は個人戦術からチャレンジ&カバーを教える。中学生では、5対5で守備の縦ずれと横ずれを経験さ、グループの守備の連動を教える。
攻撃の優先順位は裏をとること。次に前進できるサポート。次に失わないサポート。
フィニッシュに関しては・・・。
色々やってきました。
でも、その定着度にはいつも、もやもやしてました。
しかし、枝Dと出会い、導入した結果、選手が主体的に学び、プレーするようになったのです。
✔️コーチングをしている時だけ強度が強くなる問題
例えば、守備。
良い守備は良い攻撃を育てる。
枝D導入前。
守備は厳しく行かせる。
「アプローチを厳しく!」
「ボールの移動中に寄せろ!」
口を酸っぱくしていってきました。
でも、会議とかで私が練習につけない日々が続くと元の緩い守備に戻ってしまう。
つまり、守備の基本が身に付いていない。
自分で考えてやっていない。
これは守備に限らず、全てのプレーの根本的な問題としていつももやもやしていたのです。
✔️枝Dの守備の型を学んでから、主体的に守備をするようになった
枝Dってそもそも何?
そういう方もいるかもしれませんね。
簡単にいうと、
奪う型を教えて、連動して追い込んで奪う。
そんな守備の概念。これが枝Dだと私は理解しています。(あってますか?内田さん?)
こんなイメージで伝わりますかね?
これを取り入れてから、ノーコーチングでも一定の強度が保たれるようになりました。
そして驚くべきことに、今まで教え込むのに苦労した守備の連動が普通にできるようになったのです。
✔️枝Dの3つの規準と守備の2つの規準と攻撃の2つの規準
◼️【枝Dの規準①ボールに行かない】
→ボールウォッチャーにならないと同じ意味です。
ただ、ファーストディフェンスに「ボールに行くな」と声かけすると自分も選手も最初は
「えっ?どういうこと?」
ってはてなマークがつきました。
普通は
「アプローチ!」と厳しく行かせる声かけをしますよね。実際私もそしてきました。
しかし、枝Dでは、ボールへ向かう意識をまずは改めさせます。
◼️【枝Dの規準② 進行方向から面で迎え討つ】
これを覚えると、フィジカルに関係なく、自分の間合いに持ち込み奪ったり、追い込むことが可能になります。
特に、足が遅い選手がこれを覚えたことでボール奪取率が格段に上がりました。
昨日の公式戦では、勝手に相手が引っ掛けているように見えましたが、全て面か
基準②による成功でした。
◼️【枝Dの規準③ 仕上げは腕】
これは、奪う型で腕の使い方です。図や動画ないとちょっと説明しづらいので今回は省略させてください。
◼️【守備の規準①ナンバリング】
これが連動して奪う肝となる守備戦術です。
1番から4番までそれぞれに役割があり、それぞれの役割を果たすことで、グループでボールを狩るようなイメージです。
一般的な守備と異なるところは、2番が通常のチャレンジ&カバーのようには絞りすぎないところ。
もちろん、1番がうまく誘導し、プレスをかけることが守備の成否を分けるという意味ではファーストディフェンスの大切さでは同じかもしれません。
しかし、一番は、猛然とアプローチをかけるのではなく、相手が嫌がるように進行方向から面でいくことで結果相手はスローダウンし、後続の守備者たちに狙いをつけさせる時間を生むことができます。
◼️【守備の規準②圧縮】
1番から順にプレスをかけていくイメージです。
※プレスは一番だけで、2番以降はそれぞれ遮断&カット、門番&カット、カバー&カット
◼️【攻撃の規準】
①配置をとる
これは、フットサルで攻撃の際にニアサイド、ファーサイド、ペナルティスポット付近に3人が攻め込む型のようなイジメージです。
②配置を前からうめる
奪ったら、とにかく優先順位は前。
ハリルホジッチ前日本代表監督が言いたかったことってこのことだったのかな?
そんな解釈をしています。
✔️選手の成長の手応えを感じる枝D
奪う型を教えた枝D。
攻撃の規準は2つしか教えていない。
ボールを何度も何度も奪い、ラインの間を使ったり、裏を狙ったりしながらゴール前へと前進をくりかえす。
試合中私がとやかくいうことはほとんどない。
なぜなら、考えてプレーしているのがよくわかるから。
10人で試合していることを感じさせない躍動感。
練習通りトライ&エラーで試合中も学び続けていました。
そして驚くべきことに、ハーフタイムに自分たちでぽつりぽつりと改善点を伝え合っている!
なんと!なんと!
自分が指導してきた様々な指導の中で、最も定着感があり、選手が主体的に学び成長している!
それが枝Dです。
興味のある方はコメントお待ちしてます!
詳しくはこちらの書籍で。
まとめ
枝Dを導入したことにより選手たちが主体的に学びプレーするようになりました。
✔️コーチングをしている時だけ強度が強くなる問題解消された
✔️枝Dの3つの規準と守備の2つの規準と攻撃の2つの規準
◼️【枝Dの規準①ボールに行かない】
◼️【枝Dの規準② 進行方向から面で迎え討つ】
◼️【枝Dの規準③ 仕上げは腕】
◼️【守備の規準①ナンバリング】
◼️【守備の規準②圧縮】
◼️【攻撃の規準】
✔️選手の成長の手応えを感じる枝D
終わりに
今年度も実力的には厳しい1部リーグで戦います。
枝Dの手応えはあるものの、勝利に結びついていないところで説得力が落ちてしまっている?
ゴールを決め切るところ。決めなければ勝てません。
コーナーキックからの失点も多い。
ただ、枝Dを中心に進めていく部分は変えなくても良い。
そんな手応えで次節へ向かいます。
かなり強力なチームにどこまで通じるか。
乞うご期待!
☘️本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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