東日本大震災から10年|合唱曲「群青」で届けたかった思いが2年越しで届いた
明日は卒業式。
穏やかな陽射しに包まれた気持ちの良い天気の中、午後からは卒業式準備が行われました。
10年前の今日も卒業式前日。
あれから10年の月日が流れました。
東日本大震災と同じ思いをコロナ禍で感じたからこそ仲間と歌いたかった合唱曲「群青」
東日本大震災での津波と原発事故で離れ離れになった福島県南相馬市の小高中学校で生まれた合唱曲が「群青」です。
卒業式も行えないまま、散り散りになった互いを思う何気ない生徒達の会話から歌詞が生まれました。
またねと手をふるけど
明日も会えるのかな
何気ない当たり前の日常のありがたさを教えてくれる歌詞に私は号泣しました。
コロナ禍でいきなりの休校や、楽しみにしていた修学旅行や3年生の最後の大会(中体連、高体連)の中止などを強いられた生徒達も
当たり前だと思っていた日常が実は当たり前ではない
当たり前の日常がどれだけありがたいことなのか。
ということを思い知らされた一年でもありました。
そういう意味では、東日本大震災の記憶はなくても、コロナ禍の精神的な閉塞感を体験している生徒達は、きっと東日本大震災で被災した仲間を思う「群青」に共感できるはず。
私はそう感じていました。
だからこそ、昨年担任した3年生達には「群青」を歌わせてあげたかったのです。
しかしその願いは叶いませんでした。(合唱禁止、保護者は校舎にすら入れませんでした。)
一年経っても卒業式では歌えない「群青」
一年たってもコロナは克服されず、今年も制限のある中で卒業式を迎えます。(今年は保護者1名が参加できます。)
歌えるかどうかはわからないけれども、卒業生が選んだ合唱曲は今年も「群青」でした。
歌うだけで、心の中に様々な思い出が込み上げてきます。
聴いていると、様々な思い出がまぶたの裏に浮かんできます。
コロナという見えないものに翻弄された一年。
当たり前が幸せと知った
私たちの思いと重なる群青の歌詞。
その思いの全てを歌に乗せてい伝えるはずでした。
しかし、今年も文科省からの通達により卒業式での合唱は事実上禁止されました。
学校長の粋な計らいで歌うことができた群青
ところが卒業式前日の本日。
なんと、体育館に響き渡った3年生の「群青」
学年集会の中であれば、OK!
という学校長の粋な決断で合唱が許可されたのです!!
響けこの歌声
響け遠くまでも あの空の彼方へも
大切な全てに届け
その様子は、ビデオに収められ、明日の卒業式の中でも流されるそうです。(在校生は月曜日にビデオ視聴という形で卒業式に参加します)
卒業生の思いはしっかりとビデオに収めら、保護者、先生方、在校生の心にしっかりと届くことでしょう!
先生達の思い、生徒達の思いが2年越しで実を結んだ瞬間でした。
まとめ
✅コロナ禍だからこそ仲間と歌いたかった合唱曲「群青」
✅一年経っても卒業式では歌えない「群青」
✅学校長の粋な計らいで歌うことができた「群青」
終わりに
はるのふみさんは、一年前の卒業式を通じて、
私たちの周りには常に自分を見守り、支える存在が意識するしないにかかわらずにいる
というメッセージを伝えてくれました。
そんな素敵な卒業式の記事がこちら。
明日制限のある中で卒業式ですが、本日歌に思いを込めたことで、
はるのふみさんの言っているこんなメッセージが共有される感動の卒業式になるのだと確信しました。
見えるもののその奥にある大切な見えないもの。
いつも周りには、あなたを見守り、支える存在が必ずあることを忘れないでほしい。
☘️本日も最後まで読んでいただきありがとうございました😭
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