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境界線とインナーチャイルド

自分と他者とのバウンダリー(境界線)を自分で設けるために、自分と同じ人間はこの世界に一人もいないので、自分の価値観や考え方を相手も同じようにするとは決して考えないこと、家族や親ですらも同一視してはいけないことを昨日の記事で書きました。

しかし、生育環境によっては、親の価値観や考え方が深く擦り込まれていて、その影響から本来の自分ではない、いわゆる”親(他者)の望む自分”を演じて生きているケースがあり、その場合のバウンダリーのセルフ構築は大変難しいです。

「親の期待に応えたい」
子供ならば当然に、親の愛を欲しての想いから、そのように思います。しかし、”何かをしないと愛されない”と思わされる環境にいるということでもあります。

そういった幼少期からの意識癖によって、30代や40代、50代を過ぎても、親の顔色や言葉、雰囲気を察して、自分の本心よりも親が喜ぶであろう言動をしてしまう。そして親以外の他者に対しても、相手の顔色や言葉のニュアンスを察して「相手の望む自分」演じて疲弊してしまう。

相手の顔色を窺って脊髄反射のように言動を修正する能力に長けていて、大変優秀で、一見、他者の話を聞く姿勢があり、相手を思いやれることのできる、とても物わかりのよい、”良い子”で、”良い人”です。


しかしそうしているうちに、本当に自分が望むことが何かわからない。
いつまでも自分に自信が持てない。
何がしたいのかわからない。
人に否定や拒絶されることが異常に怖い。
といった、悩みを抱えている人も多々見受けられます。


そもそもの性質としても、他者の感情=波動を、自分のもののようにそのまま受け入れてしまう傾向があり、感性の優れた日本人の気質と生育環境による影響が合わさって、結果として過度な協調性と自己犠牲心が強まり、上記のような問題に発展します。

しかしそういう人の多くは、自分ひとりで抱えていて、人と距離をとりたくなる。誰にも会いたくない。1人になりたい。友達や家族でも疲れる。飲み会に参加しても、もう一回自宅で一人で飲み直したい。等の日常生活を過ごしていたりもします。


わたしは、上記の問題を解消していくためのベースとして、バウンダリー(境界線)構築とインナーチャイルドの癒しが必須と考えています。
大きく分けてこの二つの観点からアプローチすることで、
自分と他者を分けられるようになることで、自分という人間の核・一番大切な事を感じられるようになる。それは、自信につながります。
嫌なことは嫌と言える、嫌われることも恐れなくなる、他者に振り回されてエネルギーを消耗することもなくなり、自分の人生にフォーカスできる等の効果が期待できます。

当サロンでのお手伝いの仕方・内容の詳細については、次回ご案内いたします。


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