墳墓に棲みつくものよりコープランド教授の方が怖いわ
はい、そんなわけで『クトゥルーの子供たち』より「墳墓に棲みつくもの」の感想です。
「墳墓に棲みつくもの」はコープランド教授の日誌という体裁で記述された物語です。
コープランドは前回紹介した「赤の供物」を記した「ザントゥー石板」の発掘をした人です。
ツァン高原地域の北方で「ザントゥー石板」を見つけるんですよ。んで、この話はツァン高原で探索しているときの話なわけでございます。
冒頭からすでに医薬品の備蓄は切れかけ、死者が出ており、病み上がりという三重苦でございます。冒険には危険がつきものだとかスリルがあるとかなんですけど、単純にもう引き返せよって思いますね。
この旅に使った経費を考えたら引くに引けないとか、意地とかあるんでしょうね。
荷役夫たちの士気が駄々下がりで、ガイド頭のチャンポ=ヤアに
部下をまとめて動かすのがガイド頭である彼の役目だと、きつく言って聞かせねば。
いや無理だろ。
ただのガイドのおっさん(年齢不明)に荷役夫の集団なんか御せるか。
だいたい舐めてるから露骨に不機嫌なんだろうが。
旅のままならなさにイラついてるんですかね…
荷役夫たちは旅のさなかSAN値が減少して発狂してどんどんメンツが減っていきます。
てか、神話生物に殺されてます。
食糧が尽きたら尽きたで、ミ=ゴ(甲殻類めいた奴ら)を見て食べたいけど近寄ってこないことに不満を抱いたり
最後、SANチェック物の出来事が起きるけど
コープランド教授が怖いわ
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