「読まなきゃなぁ」という本
京大卒元メガバンカーの総一郎です。
以前『 輪をかけて速くなるポチるスピード』という記事を書いた。
https://note.com/soichiro_k/n/nb8a72ab2df85
・ファーストチェス理論的にも悩むだけ時間の無駄。悩んだらGO
・高速でPDCAを回して人生レベルでお金の無駄遣いを減らすという視点を持つ
・メルカリで中古価格を調べ、実質いくらで所有できるか調べる
の3点を抑え、ポチり癖をつけると人生の中でお買い物に関して「悩んでる時間」は大幅に減らすことが出来るという内容だ。
だから、他人からオススメされたり、ちょっと読みたいなと思った本は即ポチる。
高々数千円。
本ほど安くて価値の有る投資は無い。
ただ、当然、このペースでポチると読まない本もたくさん有る。
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▼「読まなきゃなぁ」という本
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本を購入した時は、一気に最後まで読まないとたいてい読み終われない。
酷いときは買っただけで満足し、1ページも開かない時も有る。
「これ買ったんだけど全然読んでないや…」
「読まなきゃなぁ…」
という状態だ。
そういう本たちが家に積み上がっていくこと積読(つんどく)と呼ぶらしい。
たまにそういう本も無理やり頑張って読んだりするが、あまり面白かった覚えが無い。
学校で課題図書にしていされたわけでもあるまいし、頑張ってまで読まなきゃいけない本などこの世に存在しない。
「読みたい」から読むのだ。
「読まなきゃなぁ」と思っている時点で、お金をかけて手に入れてしまったというサンクコスト効果に陥っている。
サンクコスト効果のせいで「読まなきゃ」という義務感に駆られているが、本心では読みたくないからこその「読まなきゃなぁ」なのだ。
本心で読みたくないのだから読まなくて良いのだ。
「いやいや、後で読みたいんです!」とか
「後で読もうと思ってるから捨てられない」とか
そういう声も聞こえてきそうだ。
もちろん家に本を保管するスペースの余裕が有れば捨てなくても良いが、もしそうでないならば言い訳などせずに捨てるか古本屋に売った方が良い。
「後で読もうと思ってる」は言い換えれば、「今の自分には必要ない」ということだ。
後でもし本当に必要になったら再度買い直せばよい。
これを「お金がもったいない」という人もいるかもしれないが、ここをなぁなぁにし、「今の自分にとって必要なものが何か?」という優先順位判断を鈍らせる方がよっぽどもったいない。
ファーストチェス理論*は損切(ぞんぎ)りにおいても有効だと僕は思う。
*ファーストチェス理論とは、チェスをするときに「5秒で考えた打ち手」と、「30分で考えた打ち手」のうち、86%は同じ打ち手であったことが実証されたことから生み出された理論だ。
今現時点で「1ページも開かない」「続きを読む気がしない」という直感は信じるに値する。
買った時点で「やはり自分には読む必要の無いものだ」と感じている証拠だし、
途中まで読んだ時点で「これ以上先の内容はもう今の自分には必要ない」と感じている証拠だ。
「読まなきゃなぁ」と感じたら、ゴミ箱かBOOK OFFへGOだ。
PS(追伸)
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