最近面白かったマンガ(2023年01月)
バツイチ子持ち京大卒元メガバンカーで最近プログラミングスクールを卒業し物販ビジネスと就職活動を始めている総一郎です。
以前も最近面白かったマンガというタイトルで記事を書いた。
今回も最近面白かったマンガをご紹介したい。
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▼最近面白かったマンガ(2023年01月)
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今では市民権を十分に得ているが、マンガもかつては小説等の正統派の文学と絵画等の正統派の芸術から見下される存在だっただろう。
マンガというのは、画家やイラストレーターに負けない画力を必要とされながら、小説家や脚本家のような物語の構成力が問われる、アート界の総合格闘技だ。
そんなオールラウンドに高い能力を求められる漫画家(アート界の総合格闘家)だが、HUNTER×HUNTERの冨樫義博先生やONE PIECEの尾田栄一郎先生のような大天才ももちろんいるが、
DEATH NOTEのように作画と原案をそれぞれのプロフェッショナルが担当し、分担して一つの作品を作り上げているものもある。
今回は、後者の作画と原案の分かれた作品をご紹介する。
『マイホームヒーロー』という作品だ。
実は最近読み始めたのではなく昔一度最新話まで追いついてしまってそれ以来続きを読んでいなかったのだが、最近改めて1話から読み返してイッキ読みしてしまった。
2023年4月にTVアニメ化も決定しているらしい。
以下に、あらすじを抜粋する。
このあらすじを読んで興味を持った方は、無料で試し読みができたりするアプリなどもあると思うのでこの記事を閉じてすぐに何かしらの手段で読んでいただきたいのだが、
まだご興味をお持ちでない方だったり、ネタバレをされても構わない方のために少しネタバレを含んだ感想を続ける。
このマンガは父:哲雄が家族を守りたい一心で殺人をしてしまい、それをきっかけに、次から次へと問題に巻き込まれていくという内容だ。
自ら推理小説を書いてしまうくらい推理小説好きの哲雄は、その殺人をどうにかこうにか隠したり、実は死んでいないかのように見せかけたり、他の人がやったように見せかけたり、というトリックをいくつもいくつも作っていく。
この騙し合いや推理戦、トリックが非常に緻密でDEATH NOTEの夜神月とLを彷彿とさせる。
「登場人物全員、頭良すぎだろ」ってくらいみんな深読みして行動を起こしどんどん話が展開されていく。
哲雄はしがないサラリーマンで自ら殺人を起こすような人間ではない。
殺人の隠蔽や嘘をついたりという行動も本当はやりたくないのだが、自分の身可愛さではなく、家族を守るために葛藤しながらやっていく。
そういう葛藤も描くリアリティが、純粋な悪意とそれと対峙するヒーローといったようなシンプルな構成の少年マンガと違って青年マンガっぽいところだ。
死神が登場する突飛な設定ではなく、しがないサラリーマン家庭という設定なのにDEATH NOTEのような高度な心理戦やトリックを楽しめる。
ややこしい話が嫌いな人にはおすすめできないが、絵もどことなく似ているし、DEATH NOTE好きならきっとどハマりすることだろう。
PS(追伸)
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