軽く見始めたらずっしり…でも良かった映画
先日、Amazonプライムビデオでふと観始めたらすごく良かったのが『家へ帰ろう』というアルゼンチン映画。
選んだきっかけ
パッと見えた説明に「アルゼンチンの仕立て屋」「88歳」とあって、祖父が仕立て屋だったこと、年齢を重ねた人のストーリーが観たい気分だったことで選んでみた。
出だしから好きな感じ!
タイトル後すぐに、少し前の時代を感じさせる服装の人たちがユダヤ系の音楽で踊る場面に。
ユダヤ系の音楽をクレズマーとも呼ぶらしいが、どことなく哀愁があり、怪しさがあり、土臭さが感じられるので前から好きで(ここももう少し語りたいが、脱線して戻れないと思うのでまた別な時に)。
あれ?この系統の音楽ってことはユダヤ人のお話なのか?とこのあたりで少し心構え。
頑固でふてぶてしい、味のある主人公、巻き込まれる癖ある人たち
主人公のアブラハム、めちゃくちゃ頑固だしふてぶてしいし、ちゃっかりしてるし。
そう、味があって魅力的!!
かつての友人に会うために、生きてるか・そこにいるのかはわからないけれど、70年ぶりにアルゼンチンからポーランド目指して夜中に旅に出る。
ちょっと癖のある普通の人たちを巻き込みながら、心を通わせながら、アブラハムの旅は進む。
その人たちとの会話の中で、どうして友人に会いにいくのか、どんな過去を生き延びてきたのか、語られていく。
観ていていたたまれない、苦しくなる場面もある。
でも、クレズマー音楽の特徴と重なるが、この映画も重さもあり軽快さもあるので、一気に観やすい。
すでに2回観たけれど、また観たいな。
〈 筆者について 〉
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