誰かに冷たい態度を取られた時の、気持ちのコントロール方法。
「自分、何か悪いことしたかな?」と思うくらい、相手に冷たい態度を取られた経験、ありませんか?
そんな時は落ち込んだり、相手を悪く思ったりしがちです。
でも一歩踏み込んで考えることで、気持ちが軽くなるかもしれません。
今日は、その踏み込み方をお伝えします!
それは【相手の行動には肯定的な意図がある】と考えることです。
肯定的意図とは、
のこと。
例えば、パンを盗んだ人がいるとします。
盗んだというネガティブな行動の根っこにある「おいしいものを自分が食べたい、もしくは誰かに食べさせたい」というポジティブな想いが、パンを盗んだ人の持つ肯定的意図です。
行動自体は受け入れることができなくても、相手の事情や気持ちを汲むことで、自分の気持ちを落ち着かせることができます。
先日、こんなことがありました。
息子と私で耳鼻科へ行ったとき。
耳鼻科へは、去年の8月から中耳炎や副鼻腔炎の予防のため、鼻水が出れば行くようにしています。
先生はニコニコするタイプではなく、なんなら患者の顔はほとんど見ません。
看護師さんも、子どもに積極的に話しかけてくれる人もいる一方、無言で対応される人もいます。
はじめは正直、「なんなの!?」と思っていました。
でも長く通ううち、先生は"職人"気質で無駄な時間を省いて、迅速に治療を終わらせることに気づきました(1人あたり2分のことも!)。
また、看護師さんもつい最近、息子に話しかけてくれるようになり、冷たいのではなく、超人見知りなだけだったのです。
なぜ超人見知りと思ったかというと、看護師さん同士では明るくにこやかに話しているのを度々見かけているから。
お医者さんも、接客業の1つと捉えれば、先生や看護師さんの対応は好ましくない。
でも、そこに「肯定的意図があるはず」と捉えると、気持ちを落ち着かせることができます。
(もちろん、理不尽な対応や納得のいかない点があれば聞いてみるなり、別な医院へかかるなり、対応する必要はあります。)
この肯定的意図という考え方は、初対面に限らず、夫や子どもなど身近な人にも応用できます。
初対面でも身近な人でも、誰かに冷たい態度を取られたら、肯定的意図をくみ取るために2つのことを一度考えてみてください。
①冷たい態度を取るに至った、【この人なりの理由】はなんだろう?
②【この人は本当はどうしてほしい】と思っているんだろう?
そうすると、冷たい態度を取った相手と自分を客観的に見ることができ、自分の気持ちも落ち着いてきますよ。
人の態度に一喜一憂してしまう方や、コミュニケーションをもっとうまく取りたいと思う方は、ぜひ取り入れみてくださいね。
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