パレルモを一望!私の城=アトリエ
すっかりご無沙汰しておりました…パレルモからボンジョルノ。
芸術の秋と言ったもので、ここ最近あれやこれやと試してみたい事や作りたいものが多い、器用貧乏とはよく言ったものだ。しかし、コロナタームの時期に意欲があると言う事で良いとしたい。
春のロックダウン時には、子供や夫がリモートになり私も制作がリモート?!になった。と言っても、私のアトリエは住居に併設しているから部屋が変わっただけ…
夫や子供に呼ばれ2階のアトリエから生活スペースの下へと、降りたり上がったりの繰り返しの時間(体力)のロスを軽減するため、私もダイニングで制作するというリモートにしたのだ。
そして、9月末から子供も夫も学校に仕事にと家を開けるようになった。
やっと、私一人の時間ができた!やっと集中してアトリエで作業ができるようになったのだ。約半年ぶりと言っても良いアトリエ作業…なんて幸福時間!
妙にそわそわ。
やっと、これで集中して製作ができる!
ここは、私の城(アトリエ)。
製作時の相棒は愛犬パグのカルラ。私と同じ顔平たい族である。
製作で疲れた時、カルラが癒してくれる。
そして何より、アトリエから眺めるパノラマ・パレルモ!
海側も、モンレアーレ側も一望できる特等アトリエ。
製作がひと段落すれば、夕方からこの眺めを見ながらワインかネグローニでテラスでアペリティーボを楽しむ。
早朝には、毎日のようにアトリエにあがって朝焼けを眺めて1日のスタートとしている。
イタリアに渡り、まずはフィレンツェの小さなアパートのロフトから始まった私のアトリエは、大きな工業用ミシンと共にシチリアへ。
初期パレルモのアトリエも旧市街地の素敵なアパートで、広々としてサイコーだった。その後、シラクーサでは、ザ住居な普通の小さな部屋で乳飲み子の息子をおぶったままミシンを踏んでいた。
そこから再度、パレルモへ移動。ここも開放的で良いアトリエ空間だった。
そこから、とうとう私たちもマイホームを構える事となり旧市街地のアパートを買った。決めては最上階のこの大パノラマだった。私の作業スペースと生活区間を区切れる間取りも良かったのが決め手だった。
そして一番良い部屋を私のアトリエとして使わせてもらっている。
アトリエは、私の城である。