お客様のリアルな人生こそが、「SOÉJU」という文脈を豊かに
SOÉJU(ソージュ)は、「ファッションで人々をエンパワメントする」をミッションに、流行や年齢に左右されずに、ライフスタイルの「基(ベース)」になる装いを、手にとっていただきやすい価格でお届けしたい、という思いで商品を作っているブランドです。
私たちは、ブランドミッションの実現に向けて、今年も歩みを進められたのでしょうか?毎年一年の終わりには、お客様から頂いたレビューを一件一件読みながら、インスタライブでいただいたコメント一つ一つを思い出しながら、そんなことを考えます。
お客様の人生の中で、私たちの想像を超えてソージュが何かの役割を果たすことができたら、そのエピソードがソージュのもつ文脈を豊かにし、存在意義を少しずつ浮かび上がらせてくださるのではないかと思うのです。
定番商品を何年も展開するからこそ生まれる文脈
インスタライブでは、シーズン毎に一部の季節商品も展開しつつ基本的には定番商品の継続的な販売を大切にしているソージュならではの現象ではないか、と思う現象が度々起きます。
それは、「あるお客様の定番商品についての質問に、別のお客様がコメントする」こと。定番のウールコートを昨年一冬着てみてどうだったか、定番のパンツはどうお手入れしているか、そんなようなことをまるで愛車について語るようにコメントして下さります。
商品レビューにも「インスタライブでの他の方のコメントに後押しされて購入しました」といったお声がままあり、お客様のコメントはソージュの一人称での発信よりもリアルで中立的だからこそ、他のお客様へのエンパワメントにまで繋がっているのだなと思うと感慨深いものがあります。
ソージュのアイテムたちは、もう私たちの思惑を超えてお客様の物語を紡ぎ始めているように思えるのです。
思わず膝を打つ、秀逸なキャッチコピーのようなレビュー
レビューの中には、私たちも思わず膝を打つ、秀逸なキャッチコピーのような文章を見つけることもあります。
例えば定番の「ショートスリーブコクーンブラウス」のレビューでは、”「真夏にジャケット」から解放”という表現が目に飛び込んできました。一枚で着用いただいた時に綺麗なシルエットを表現できるデザインを目指して作ったアイテムですが、実際にお客様の生活を変えられたのかもしれないと思うと静かに感動が湧き上がってきます。
パフォーマンスに寄与できる新たなご利用シーンに気づかされることも
「ファッションで人々をエンパワメントする」ことを目指すソージュでは、コーディネートしやすいデザインにすることで服選びの時間を短縮したい、動きやすさやケアのしやすさを重視して日中のパフォーマンス向上に寄与したい、そんな思いでアイテムの企画をしています。
それでも、お客様のレビューを拝見していると、「こんなご利用シーンも!」と思い至っていなかったシーンでのご活用が分かり嬉しい驚きを感じることがあります。
板書をなさる方には、肩周りの動かしやすさは最重要事項なのだなと気付かされたレビューです。ラグランスリーブデザインのジャケットというのはあまり見かけませんが、このようにご愛用いただけるのであれば今後さらにバリエーションの追加も考えていきたいと思ったのでした。
まさに”物語”を感じる、お客様同士のつながり
少し変わった切り口では、お客様同士のつながりを感じさせるレビューも見つけました。街の中でソージュをご着用の方に出会い、勇気を出して話しかけてみた、というエピソードです。
常設の代官山サロンや、ポップアップストアにもお越しいただくのが難しい地域で、たまたまお客さまどうしが出逢われお話に花が咲いたのでしょうか・・などと、私たちも楽しく嬉しく想像を巡らせています。
熱のこもったレビューは、エッセイのよう
レビューの中には、時々熱のこもった長い文章の、「エッセイ」と言った方がぴったりくるようなものもあり、読み入ってしまいます。
私たちは「公共」のような発想で、極力どんな地域にお住まいの方にも、どんな体型の方にも気に入っていただけるアイテムをお届けできることを目指しています。
実際にファッションを扱う商業施設までの距離が遠く、通販でもあまり良いご経験のなかったお客様がソージュに出会い、ご満足いただけたストーリーを時系列でご紹介いただいたこちらのレビューを拝見すると、私たちの目指す形に少しずつ近づけているのかもしれないと思えてとても励まされます。
私たちも新しい一年に向かう力をいただいた、一編の詩のような豊かな感性
ソージュの服づくりにおいては、実用性に気を配りつつも、究極は「気持ちが上がる力」につながることを目指したいと考えています。
ですからこうしたレビューを頂くと、その美しい言葉選びに感銘を受けるとともに、気持ちが上がる力をソージュの服が持てているのだとしたらこの上なくありがたいと、そんな風に受け取ってくださるお客様への感謝の気持ちがとめどなく湧き上がってくるのです。
たくさん頂いたレビューを一つずつ拝見しながら、この一年にお客様が紡いでくださった豊かなストーリーに感謝すると共に、次の一年もさらに良いものづくりと装いづくりを模索していければと願っています。
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