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目を大切に
小さいうちからメガネをかけている子を見ると、昔はガリ勉とか博士とかあだ名がついたものですが、現代医学の発展で、早くからの矯正で視神経が発達するので弱視の子が少なくなるらしいです。
なるほどなあ。身体接触のあるスポーツをしていたので、メガネっ子は大変だな、くらいにしか思っていませんでした。翔陽の花形とかね。
視力
黒い丸のどこかが欠けている例の検査装置。あの丸をランドルト環というのは、あちこちの雑学本でみますね。前の日に保健室で暗記してやる、なんて猛者もいましたね。
私はずっと両目2.0で、健診だと1.5までしかはからないのでずっと1.5だったのですが、あれは遠見視力といって、遠くを見る力を測っています。
40を過ぎて細かい字が見えなくなって、某メガネ屋さんに行ったら、近見視力は0.5。そりゃ何も見えないわ。
近視と遠視
遠くのものが見えにくいのが「近視」、近くのものが見えにくいのが「遠視」です。感覚的に逆な気がしますが、定義なので仕方ない。
ちなみに乱視は焦点が合わずになんとなくボヤーッとする症状で、左右のレンズの焦点が合わせられないのが問題らしいです。
いずれにせよ、見えてナンボです。スマホやパソコンによる酷使、ブルーライトの悪影響なんてひと世代過ぎなきゃわかりません。遠くの木々のような緑を見るのがいいと聞き、私は家の窓から見えるスギの木を見つめてます。
同じ木を、花粉症の妻は、にらみつけてます。
眼圧
暗がりに連れ込まれ、空気をプシューと目に吹きかけられる。実はあれは目の固さをはかってます。眼圧が高いと緑内障の可能性があるとかで、実は緑内障は糖尿病網膜症とともに、失明原因の上位ランカーです。おとなしく、空気当てられたほうが無難です。
あと、ぴかっとフラッシュみたいなのを焚かれるのは、眼底検査といって、目の血管を確認しています。動脈硬化や糖尿病網膜症など、異常がないか確認してるんですよね、まぶしいけど。
ものもらいとめばちこ
目の腫れもの、できもの。関東ではものもらいと言いますが、いろいろ方言があり、関西ではめばちこといったりしますね。
うちの子が幼稚園児だったころ、たまたまめばちこができたので医者にかかったら、逆まつげなうえに弱視になるかもしれないと大騒ぎになりました。
三歳児、五歳児、いろんな時期に健診がありますが、自治体によっては目の検査をやったり、やらなかったり。うちはたまたま見つかったけど、視神経発達の時期を逃したら、眼鏡による矯正も大変になるところでした。
義務つけたほうがいいよね、小児の目の検査。
色覚検査
「色んな色が混ざった丸のなかに、数字が見えてるから答えなさい」。昭和っ子ならお馴染みの検査ですが、今はやっていないとか。
2003年度から小学4年生で実施されていた色覚検査がなくなったそうです。だから、子どもは自分の見える世界と人の見える世界は同じ色彩だと勘違いします。
RGBのどれが見えにくいのか、それすら知らずに成人します。あるいはどれも判別できなければいわゆる色盲ということですが、そのほうが早期発見されることでしょう。
例えば、ずっとパイロットになりたい!と思っていたけど、色覚異常でなれなかったなんて悲劇もありうるわけです。これも、早いうちに全員検査するべきと思うけどなぁ。
目は怖い
視力が落ちると、車の運転とか、本を読むとか、当たり前の活動ができなくなり、行動範囲が狭まって認知症につながるかもしれません。
このほか視野が欠けたり、目のレンズが濁る白内障、虫が飛んでいるように見える飛蚊症など、老眼以外にも目の病気は沢山ありますので、こまめな眼科通いとは言わないまでも、健診はうけましょうね。