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ビジネスパーソンにおすすめしたい、“仕事に効く”SNSのプロフィール作成

こんにちは。株式会社マイノリティの代表の柳澤です。

このnoteでは数回にわたって、「スタートアップや大企業の社員がビジネスにXを活用すること」をテーマにその重要性や具体的な方法について解説しています。

マガジンにまとめてありますので、よかったら過去記事からご覧ください。

前回は「4W1Hフレームワーク」を使ってXアカウントの方向性を決めましょうと書きました。今回はそのフレームワークで決めたことをもとに、魅力的なプロフィールを作っていきます。

プロフィールの重要性

Xをはじめるにあたって、まず大事なのが「アカウントの方向性」です。それはこちらの4W1Hフレームワークを記入することで明確にできます。

私の場合はこんな4W1Hになります

次はこのシートに書かれた情報を、Xのプロフィールに落とし込んでいきましょう。これであなたに最適なプロフィールができるはずです。

この4W1Hフレームワークを完成させずにプロフィールを作成すると、本来の目的とズレていきます。必ずフレームワーク作成から取り組むことをおすすめします。

たとえば私だと、スタートアップ企業のグロース全般を請け負っているので、そういった案件の集客を一番の目的としていました。となると当然、スタートアップの経営者に相談してもらえるようなプロフィールをつくる必要があるわけです。

これはシンプルに、自分のやってきたこと・経験値や、これから自分が提供できることを書いていきます。

筆者のXアカウント

「これまで勤めていた会社でこんなことを経験してきました。現在は独立してこんなサービスを提供しています。こんな実績が出ています。だから相談してもらう理由、ありますよね?」と。

ターゲットと決めた人たちにどういう情報を提供していくのか、どんなメリットを与えうる人間なのかを明確に示します。

プロフィールは自分という商品を売り込む大切な場所なので、しっかりと戦略を立ててデザインしていく必要があります。自分の目的に合わせて、ターゲットを意識したプロフィールを作っていきましょう。

プロフィールを構成するのは、アカウント名、アイコン画像、プロフィール文、ヘッダー画像の4つの項目です。それぞれ順を追って解説します。

1.アカウント名は「実名+キャッチコピー」

まずはアカウント名、Xにおける名前です。これはただ単に自分の名前を書いておけばいいわけではありません。名前に加えて、自分が何者なのかを一言で表現しましょう。

よくあるのが「◯◯株式会社の社長」とか、自分の会社の名前を入れているパターンですが、その会社、よほどの大手企業じゃないと知っている人はいないです。勢いのあるスタートアップ企業だったとしても、Xにおいてはまだ知る人ぞ知る存在だったりします。

Xでの発信を通じて、「◯◯と言えば□□さんだよね」と想起してもらうことが最初の目的なので、具体的な社名よりも「◯◯と言えば…」のほうが大事です。

Xで認知を取りに行きたいのであれば、リアルな所属よりも「あなたのキャッチコピー」です。あなたがどんな存在として想起してほしいかと考えてキャッチコピーを作りましょう。

私はXをはじめた当初は「柳澤大介 | 新しい営業の教科書を作る」というアカウント名にして、BtoB SaaSの営業のスペシャリストであること、Xアカウントでは営業の新たな教科書になるような知識・ノウハウを発信していくことを明示しました。

現在はアカウント名を「柳澤大介 | 新しい売れる仕組みを作る」に変えていて、より幅広いターゲットに対して事業のグロースを担う存在であることをアピールしています。

つまりアカウント名は、ご自身の実名 +「タグライン、キャッチコピー」の組み合わせが理想の形です。自分がどう見られたいか、どういうポジションを取りたいかーー。そこをよく考えると自ずと良いタグラインが見つかるはずです。

2.アイコン画像は正面からのアップ写真に

そして意外と大事なのがアイコン画像です。皆さん、けっこう適当な写真やイラストをアップしがちですが、このアイコン画像はご自身の投稿からの「プロフィールクリック率」(これの重要性はまた次回)に大きく関わるので、めちゃくちゃこだわってください。

たとえば、Xのタイムラインにはフォローしている方の投稿がずらっと並びます。その中で目に入る情報は、その投稿内容とアカウント名とアイコン画像の3つです。このアイコン画像こそが、Xにおいてはその人を表します。

皆さんも「名前はよく覚えてないけど、アイコン画像は見たことがある、見覚えがある」という人、けっこういるんじゃないでしょうか。

だからアイコンとしてアップする写真はとにかくこだわりましょう。基本はご自身の顔写真を、正面からのアップでお願いします。

おそらくXでなんとなくアイコンが思い浮かぶ人はだいたい正面アップの顔写真の方です。ビジネス系アカウントでフォロワーが多い人は、ほぼこのパターンになっています。

逆によくないのは、イラストだったり、なぜか食べ物の写真だったり、顔がよくわからないものですね。遠くから撮った集合写真というパターンもじつは多いです。

タイムラインをザーッと見ていくと、アイコン画像を見るだけで、ある程度その人のフォロワー数が推測できます。

本気で、照れずに、かつB級感は出さないで、ちゃんとした写真を選びましょう。できれば写真館とか、ちゃんとしたカメラマンに撮ってもらった写真を使っていただきたいところです。

ちなみに私のまわりはXで発信しているビジネス系アカウントが多いので、タイムラインがだいたい実名・顔出しです。皆さん、顔のアップで名前とともにキャッチーな肩書がついているので、毎日名刺を見ているかのようです。

となると、「この仕事はあの人にお願いするとよさそうだ」、「この件はあの人が詳しいにちがいない」などと名前がどんどん思い浮かぶようになります。

ビジネスでの認知を多少なりとも目的としたXアカウントは見るとすぐにわかります。

こちらは友人で、一緒にポッドキャスト番組をやっている杉本さん。「ザ法人営業」という肩書は彼が昔から名乗っていました。名前はすぐに思い出せなくても、この緑色のカラーで認知している方もいるともいます。

最近、アイコン写真を撮り直した相川さん。独立して営業支援会社を経営しています。新しい写真はちゃんと撮影しに行ったと言っていました。これはかなり王道のアイコンだと思います。

アイコンを見ればその人の本気度がわかります。背景もある程度単色にして、くっきりと自分がわかるようにする、あるいは杉本さんのように自分のメインカラーを決めてしまうのもいいですね。

そういう意味だとキャラが立っていて、認知が取れるのであればイラストアイコンもいいわけです。

たとえば友人のnarumiさんのアイコンはイラストではありますが、本人の似顔絵になっていてインパクトがあります。あの黄色のアイコン…と覚えやすいのでありですよね。

3.プロフィール文の書き方

プロフィールの文章はアカウント名とアイコン画像と並んで大事なものです。なぜならXの投稿やアイコン、アカウント名のキャッチコピーを見て興味を持ってくれた方が、次に見るのがプロフィール欄だからです。

プロフィールは、あなたが何をしている人なのか、過去の実績やトラックレコードみたいなものを書いてください。

そしてできれば、それに加えてあなたをフォローしたほうがいい理由を書くのが理想です。

このプロフィール欄は最大160文字まで入るのですが、しっかりと160文字までパンパンに書き込みましょう。以下の項目を順番に入れていくイメージです。

  1. 自分が何をしている人なのか

  2. どんな商品・サービスを提供しているのか

  3. あなたをフォローするとどんな情報が得られるのか

  4. 詳しい経歴やトラックレコードなど

あなたが商品だとしたら、プロフィールは商品パッケージそのもの。めちゃくちゃ重要なところです。

ビジネスと一緒で、最初はできるだけターゲットを絞って、ニッチな領域でナンバーワンになってから、少しずつターゲット広げていくというのが大事ですね。プロフィールは常に改善していきましょう。

番外編:プロフィールのNG例

こんなプロフィールはダメ!というのは、たとえば絵文字の多用ですね。あまり印象は良くありません。ハッシュタグを使うのも、できれば避けましょう。

ハッシュタグは、テレビやラジオの公式アカウントがキャンペーンとかに使う分にはいいのですが、ハッシュタグの部分は色が変わるので、視線がそちらに引っ張られてしまいます。

さらにクリックして他の方々の投稿に遷移してしまい、プロフィールから離脱してしまう。せっかくプロフィールに来てくれたのに離脱してしまうので、ちょっともったいないです。

あとは男性によくあるパターンですが、焼肉が好きですとか、趣味が筋トレです、みたいな。そういう趣味の話をプロフィールに入れてしまう方。けっこう多いですが、そんなにニーズはないので我慢しましょう。

実はけっこう多いのが、「妻と子供2人の4人家族です」みたいことを書かれる方。自己紹介で話すことはあると思いますが、Xでは不要です。それを見たほうも特に反応のしようがないですから。

男性にはくれぐれもラーメンや筋トレ、サウナとかをプロフィールに入れないようにと、念押ししています。なぜかプロフィールに入れたくなる方が多いのです。できればそれはFacebookでやりましょう。

自分のことを知らない人に対して認知を広げて、ゆくゆくはビジネスにつなげたいという目的があるなら、たとえば商談とか採用につなげたいという目的ならば、その趣味の投稿はいらないのです。


少し長くなりました。4つ目に「ヘッダー画像の作り方」があるのですが、それはまた次回に。どんなふうに考えて画像を用意すべきか、そして便利な画像の作り方も解説します。


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