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【Pick up!点描の弧】 対人支援をする人に伝えたい。NPO法人PIECES斎典道さん#7「無理をしない自分という感覚」
『social hive WAITING CAFE 点描の弧』の常連、株式会社ニイラ代表の和賀です。
今回は、NPO法人PIECES 斎 典道さん(NPO法人PIECES :https://www.pieces.tokyo/)のPodcast3回目をpick up!
【エピソード更新】
#7「無理をしない自分という感覚」(NPO法人PIECES 斎 典道③)
#点描の弧https://open.spotify.com/episode/559twI8lbdJn7l2mYwGZxA?si=Wx6lL5YlQQmRIoh-rf1Vzw
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/7
私自身、精神保健福祉士として長く仕事をしてきて時代の変化を感じながらやっていますが、最近特に気になるのが対人支援職の「サービス業」というカテゴライズについてです。
サービス業と呼ばれること自体、言葉の定義では仕方がないと思いつつ、その言葉に支援者自身が縛られているようにも感じます。
優しくなくてはいけない、怒ってはいけない、など自分の感情を押し殺すようなイメージです。
私が医療機関に就職した約30年前は、「医療はサービス業です。患者様に不快な思いをさせないように気をつけましょう。」と言われていましたが、今となっては「患者様」は「患者さん」に戻りつつあり、お医者様と呼ばれていたものが「医者」「医師」と呼ばれるようになったように思います。
とはいえ、斎さんと会話をしていて色々と連想をしたのですが、言葉は変わっても、「サービス」という名の上下関係、お客様という上位概念みたいなものはかえって強くなっていないだろうか、という感覚もよぎります。見かけの上下はフラットになっても、関係性としてのフラットさは過程にもゴールにも設定されていない。
ハラスメント、という言葉が出てきて、それに併せて「カスタマーハラスメント」という言葉もバズワードだと思います。
〇〇ハラスメントはたくさんあって、そのどれもが人と人の関係性がうまくいかないことを表す状態ではあるものの、そこにある不自然、不合理な上下関係には様々理由があって、にもかかわらずハラスメントという表現に一括りにされることには違和感を持ちます。
こと対人支援職に関しては、膠着する人間関係、または支援関係がそこにある。
何が要因なのかなと紐解くと、その一つとして実は、してあげたい気持ちの強さが悪く働くことがあるのでは、と思います。
「あなたのために」「あなたを思って」は一見すると良い言葉。
でも、すごく怖い言葉でもあります。
支援したい気持ち。
それ自体は素晴らしいことです。そのシンプルな気持ちや、感情に紐づいている自分の感覚をみないままに支援をするのは少し危険。
良いことをやっている。
感謝されたい。
自分の責任を果たしたい。
自分の願望を誰かによって叶えるのではなく、自分の願望はまずは自分で叶えること。
隣の誰かに優しくしたいなら、自分にも同じように優しく。
対人支援をする人に伝えたいのです。
ぜひ番組の感想や質問、自分の生活をデザインする上での悩み事など気軽にお寄せください!
※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。
聴き手 : 岡田壮麻(スタートアップ支援家)
常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表) HP:https://niila.info/index.html
制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか
小野田総合法律事務所:HP:https://www.ot-lawoffice.jp/
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