子どもたちの「いる」を支えるためのケアとは
病気休暇に入り6週間が経過し、先日、上司から復職に向けた面談を実施していただきました。
面談の冒頭に、わたしが関わっていた教室に入れていない子どもたちからのメッセージボードをいただきました。
そこには…
「面白くないから早くもどってきてください。」
「(一緒に畑で植えた)オクラがおいしいです。」
「スイカやさつまいもも一緒に食べたいです。」等
書いてありました。
それぞれの子どもたちの、らしさが出ていて、とても温かい気持ちになりました。元気ももらえました。
子どもたちは毎日、それぞれの鬱積した思いを、彼らなりの形で表現しているようですが、そのつど、スタッフである先生方に受けとめてもらっているようです。
何よりも毎日休まずに登校できているというところがうれしかったです。
あの子達のがんばりと、受けとめてくれている先生方のおかげだと思いました。
改めて、東畑開人さんの『居るのはつらいよ~ケアとセラピーについての覚書』に書かれてある、「いる」を支えるためのケアの大切さを再認識しました。
では、学校の教員による、子どもたちの「いる」を支えるためのケアでは、どんなことをすればいいのだろうかということを考えてみました。
その明確な答えが、重松清さんの小説『青い鳥』の中に書かれてありました。
この小説の中に、『静かな楽隊』という作品がありますが、そこで、村内先生は、次のように話しています。
学校の教員による、子どもたちの「いる」を支えるためのケアとは、そばに「いる」ことなんですね。