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病と生きる

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ネフローゼという病気で、入院したときなどに書いたエッセイです。
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2019年1月の記事一覧

入院日誌|病と。⑨バカンスの終わりに

入院日誌|病と。⑨バカンスの終わりに

いよいよ退院が明日に迫った。
退院したらやりたいことを書いてみる。
完全に自分のためのメモ。

体力づくり
・毎日歩く
・家事をする
・人に会いに出かける

自己メンテナンス
・メガネの調整に行く
・髪を切る
・化粧の仕方を思い出す

料理
・つくりたいものから、つくってみる
・基本的なことを丁寧にやる
・レシピノートをつくる

書く・編む
・編集中のゲラを入稿する
・自分のエッセイを書く
・ライ

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入院日誌|病と。⑧本能のままに

入院日誌|病と。⑧本能のままに

入院27日目。あと3日で退院!

今日は友達に付き合ってもらって、新宿御苑を散歩した。

ひんやりした空気に、真っ青な空。太陽の下で、花々は光るように咲いている。スイセン、ロウバイ、寒桜、ジャノメエリカ。知っている花も知らない花も、ひとつひとつ見て回る。冬ってこんなに鮮やかだったのね。

***

その友人と会うのは2回目だったけれど、すぐに何かが通じ合った。彼女のことは全然知らないのに、出会った

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入院日誌|病と。⑦美しい人

入院日誌|病と。⑦美しい人

入院20日目。
退院の日が26日に決まった。あと10日。

職場に連絡したら「キリがいいので復帰は2月から」と言われ、ありがたいやら拍子抜けするやらである。

今日は大学の同期が会いに来てくれたので、友達についての話。

***

同世代の友人と話していると、どうしても結婚や仕事の話になる。

そろそろ結婚しそうな人もいるし、転職を考えている人もいる。

26歳。みんなどこかの分岐点。

人生は容

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入院日誌|病と。⑥息を吐く必要

入院日誌|病と。⑥息を吐く必要

入院16日目。
薬がよく効いてくれたらしく、ようやく寛解(症状がほぼなくなって正常な状態になること)に達した。誕生日までには退院できそうだ。

でも、4人部屋の他のベッドには、もっと大変な人もいて、素直に喜べない。みんな色々あるのだ。色々。

そんな中でも、私はワクワクしている。

人生の動き出す音が、遠くかすかに聞こえる。

***

初めて公の媒体に、文章を書いた。

ひっそり(?)ライター

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入院日誌|病と。⑤私は強くなんかない

入院日誌|病と。⑤私は強くなんかない

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

お仕事始まった皆さん、おつかれさまです。



入院11日目。
経過は順調。筋肉が落ちるのを防ぐため、歯磨きしながらスクワットしたり、電話しながら爪先立ちしたりしている。今日は「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた扉の奥に非常階段を見つけた。病院内の床はバリアフリーのスーパーフラットなので、階段は貴重な運動源なのだ。「はたして、入院患者は『関係者

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入院日誌|病と。④一緒にいる意思

入院日誌|病と。④一緒にいる意思

入院6日目。
大晦日は日付が変わるまで紅白歌合戦を楽しみ、そのせいで昨日は見事に寝正月となった。今日は思いがけず外出許可をもらい、新宿の花園神社へ行ってきた。おみくじは大吉。なんだかんだ、しっかり年越しを満喫している。

***

今日は、ずっと書いてみたかった「恋愛」の話をする。

恋愛について真面目に話そうとすると、「はあ、惚気ですか」と思われるんじゃないか……という自意識で妙に歯切れが悪くな

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