あいこ

文章を書いたり、家族を愛でたりする日々。ネフローゼ症候群という病とともに生きています。

あいこ

文章を書いたり、家族を愛でたりする日々。ネフローゼ症候群という病とともに生きています。

マガジン

  • 人を想う店

    わたしが出会った「人を想う気持ち」を感じる素敵なお店を、勝手に紹介しています。

  • ことばのはこ

    詩、短歌、俳句など。

  • 病と生きる

    ネフローゼという病気で、入院したときなどに書いたエッセイです。

  • 妊娠・出産

    妊娠中から出産までの記録エッセイ。

  • 3行日記

最近の記事

母として 人として 自信はぐらぐら揺らぐ 子どもはかわいいけれど うまく笑えない日がある 社会からも芸術からも 遠ざかってしまった けれど 水やりを怠ったのはわたくし 茨城のり子さんの詩を思い出す 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ

    • 向き合ってみたり 逃げたりしながら、 何者かになろうともがいてきた けれど 何者かになろうとしなくても いいのかもしれないと 最近やっと思えている それもあり!という道 それもわたしの道

      • 永遠に悩む働き方のこと

        今月も給料日が来た。 給与明細を見て、わかっちゃいるけど、その少なさにため息が出る。 子どもが生まれて、仕事はフルタイムからパートタイムになった。 自分で選んだことだし、家事をしたり息抜きしたりする時間がとれるから、全然後悔はしていない。仕事でいっぱいいっぱいにならない分、精神的な余裕が生まれて、子どもに笑顔で関われるから、よかったと思っている。 仕事はそんなに好きじゃないし、いまの働き方でいいや。いまは子どもと家のことが第一、仕事は二の次。 その考えは、基本的には

        • 母の日のサファイア

          しょうもない話なんだけれど、母の日に夫から何もなかったことに、やたらへこんでいて。 別に夫の「母」ではないわけだけど、、「いつもありがとう」の一言すらなかったのは、自分の存在をないがしろにされている気がして、ひどくこたえた。 やっぱりいつになっても、記念日に何もないというのは寂しいものだな…。 そんなことを思っていたところ、 今日、母にプレゼントと手紙を渡して喜んでもらえたのが、とても嬉しかったのでした。 母に贈ったのは、祖母のサファイアのイヤリングをリメイクして、

        • 母として 人として 自信はぐらぐら揺らぐ 子どもはかわいいけれど うまく笑えない日がある 社会からも芸術からも 遠ざかってしまった けれど 水やりを怠ったのはわたくし 茨城のり子さんの詩を思い出す 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ

        • 向き合ってみたり 逃げたりしながら、 何者かになろうともがいてきた けれど 何者かになろうとしなくても いいのかもしれないと 最近やっと思えている それもあり!という道 それもわたしの道

        • 永遠に悩む働き方のこと

        • 母の日のサファイア

        マガジン

        • 人を想う店
          1本
        • ことばのはこ
          7本
        • 病と生きる
          18本
        • 妊娠・出産
          10本
        • 3行日記
          12本

        記事

          「典型」を生きる ゴールデンウィーク振り返り

          ゴールデンウィーク最終日は、妙な達成感に満ちていた。 連休半ばに息子が風邪をひいてどうなることかと思ったけど、無事にお出かけもできて、楽しく過ごせたこと。 ときどきイヤイヤもありつつ、息子の笑顔をたくさん見られたこと。 本当にホッとしている。 連休に来る遊園地 子を持てば典型を生きることの増えゆく これは俵万智さんの歌だけど、それを実感するような連休だった。 その「典型」を、自分が生きていることの不思議。そしてそれが、決して楽ではないことも。 4/28 夫が息子

          「典型」を生きる ゴールデンウィーク振り返り

          いっしょなら挑戦できる

          1歳半を過ぎて、すくすく成長している息子。 言葉をも少しずつ増えてきて、やりたいこと、やりたくないことをしっかり伝えてくれるようになった。親のすることを本当によく見ているし、よく聞いている。 されるがままだった、ふにゃふにゃの赤ん坊はもういない。 まだまだ親として未熟なわたし…。 子どもにイライラしてしまったり、落ち込むことも多い。 けれど、その中でもときどき、今日は親としていい感じかも!と思える日があって。 それはたぶん、子どもにしっかり寄り添えたとき。 生活

          いっしょなら挑戦できる

          子育てしながら何かを頑張った、というストーリーは輝いて見えるけれど。 今も昔も、見えにくいけれどかけがえのない仕事をしてきた母たちがいたということを忘れずに。 何がえらいとか、すごいとかではない。 自分がいちばん健やかに、機嫌よくいられる暮らしを。

          子育てしながら何かを頑張った、というストーリーは輝いて見えるけれど。 今も昔も、見えにくいけれどかけがえのない仕事をしてきた母たちがいたということを忘れずに。 何がえらいとか、すごいとかではない。 自分がいちばん健やかに、機嫌よくいられる暮らしを。

          今年は欲張ると言ってみたものの… こんなに愛しい家族が今日も明日もいてくれるだけで十分と思う。 自分のための人生はいつからだって楽しめる。 いま何に時間と労力を使いたいのかといえば、大切な人たちのために。 それは見えにくいし、評価されにくいけれど、きっととても大事なこと。

          今年は欲張ると言ってみたものの… こんなに愛しい家族が今日も明日もいてくれるだけで十分と思う。 自分のための人生はいつからだって楽しめる。 いま何に時間と労力を使いたいのかといえば、大切な人たちのために。 それは見えにくいし、評価されにくいけれど、きっととても大事なこと。

          2024年は欲張りに。

          あけましておめでとうございます。 新年早々の大きな災禍に心が痛みます。 どうか、一刻も早く安心して過ごせる環境がととのいますように。 元旦は家族全員が早起きしたので、思い立って羽田空港まで初日の出を見に行った。飛行機も見たけれど、電車好きの息子はモノレールの方がうれしそうだった。 子が熱を出したり私が胃腸炎になったり、誰かがずっと体調不良だった昨年。家族全員元気で、新しい年を迎えられたことが奇跡のよう。  子育てしていると毎日が本当にあっという間で、日記をつけようと

          2024年は欲張りに。

          自分らしさが見つかるメガネ屋さん【マトイオプティカル】

          顔の印象を大きく左右するアイテムのひとつ、メガネ。 でも、意外と自分で似合うものを選ぶのって難しいですよね。 わたし自身も、長い間メガネ迷子でした。 とくに「ド」のつく近視のわたしの場合、気に入ったメガネを買っても、レンズを入れてみるとなんか違う、ということもしばしば。せっかく買ったメガネが箪笥の肥やしに、なんてことも……。 そんなわたしを救ってくれたメガネ屋さんがあります。 それが、マトイオプティカル。 国内外から、さまざまなメガネを仕入れて販売するセレクトショ

          自分らしさが見つかるメガネ屋さん【マトイオプティカル】

          日中育児、まるごと夫に任せてみた

          週末、どうしても1人で行きたい用事があり、1歳の息子を夫に預けて出かけることにした。 まるまる7時間くらい、夫だけに息子を任せるのははじめて(これまでにも留守番を頼むことはあったけど、義両親や母の助けがあった)。 加えて、夫はここ最近、仕事がとんでもなく激務で、まったく育児にタッチしていなかった。 それでも任せることにしたのは、わたしの持病の治療のため、12月に2泊3日の入院が決まっているからだ。それまでになんとしても、夫に育児スキルを学んでもらわなければ…。 という

          日中育児、まるごと夫に任せてみた

          個人の小さな物語を残す仕事がしたい。 誰の目にもとまらず消えていってしまうような。 それが何かは、まだはっきりとはわからないけれど。 いつか、自分を大きく揺さぶるテーマが見つかるような気がする。 取材者としても、書き手としても、もっと成長しなきゃならんなあ。

          個人の小さな物語を残す仕事がしたい。 誰の目にもとまらず消えていってしまうような。 それが何かは、まだはっきりとはわからないけれど。 いつか、自分を大きく揺さぶるテーマが見つかるような気がする。 取材者としても、書き手としても、もっと成長しなきゃならんなあ。

          自由は不自由の中に

          あれ、この駅、エレベーターがない…? 子どもがまだ0歳だった、あの日。 わたしは駅のホームに降り立って、途方に暮れていた。 ぐずる子をベビーカーから降ろした拍子に、取っ手にかけていた荷物の重みでベビーカーがひっくり返る。あぁ…。 汗だくになりながら、子どもと荷物を抱えてベビーカーを立てなおし、階段をのぼっていく。 この子だけは死んでも落とすまい、と右手に力を込める。 あの日から数か月。 子どもは1歳になり、わたしも母1歳になった。 子育てがはじまって、できない

          自由は不自由の中に

          その人だけの言葉を残す

          仕事で、久しぶりにインタビューをして記事を書いた。 わたしのやっている書く仕事は、たいてい取材→テープ起こし→執筆、という順序を辿る。 自分のしたインタビューを文字に起こしていると、自分の取材の下手さにうんざりしつつ、やっぱり人の話を聞くのは楽しいなぁと思う。 というか、久しぶりにしてみて改めて、好きだなーと思った。 知らない誰かが何を見て、何を感じ、何を考えて、暮らしているのか。ときには、そこでそんなふうに考えたの?とか、すごい行動力!とか、驚いたりもしつつ、そうい

          その人だけの言葉を残す

          やりたいこと探しを手放したら、進み方がわかった

          将来のことを考えるときって、つい「やりたいこと」を考えてしまう。 わたしのやりたいことって、なんだろう? わたしは、何者になりたいんだろう? そう自分に問いかけても、わたしにはなかなか「やりたいこと」が見つからない。思いつかないわけじゃないけど、どれもしっくりこない。   これだ!と一瞬思っても、けっこう背伸びした理想像だったりして。 モチベーションが下がっているときに見返すと、わたしには無理かも…とかえって苦しくなってしまったりね。 結局のところ、「やりたいこと

          やりたいこと探しを手放したら、進み方がわかった

          ここ最近の夫の頑張りには、本当に感謝。週末はササッと自分から動いて家事をやってくれたし、息子にも本当に愛情深く接してくれているな〜と思う。 夜、息子がヒーンと泣いて、夫が添い寝でトントンしながら「大丈夫、大丈夫」と言っていた。その光景に、なんだか涙腺がゆるむ。

          ここ最近の夫の頑張りには、本当に感謝。週末はササッと自分から動いて家事をやってくれたし、息子にも本当に愛情深く接してくれているな〜と思う。 夜、息子がヒーンと泣いて、夫が添い寝でトントンしながら「大丈夫、大丈夫」と言っていた。その光景に、なんだか涙腺がゆるむ。