我が子のタメに。
昨日、「定額働かせ放題廃止に向けて声をあげよう!!」という岐阜県の現役公立高校教師の方の講演会に参加。
公立学校の1ヶ月平均残業時間
小学校82時間
中学校100時間
高校81時間
だそうな。確か厚生労働省の示す過労死危険ラインが月80時間残業じゃなかったか???
しかも!
これ、残業代が出ないんだって。
毎月の給与に元々上乗せで4%乗ってるみたいで、これが残業代って体みたい。仮に30万円の月給なら残業代は12000円か。
12000円…。
こういった話を聞いてもちろん、「大変だな、先生は」とは思ったんだが、それとは別に思った事。
「下手したら先生は、親より長い時間を子ども達と過ごすわけだ。こんな労働環境でベストコンディションで、ベストパフォーマンスを発揮出来るんだろうか?親としては先生にはやはり毎日、ベストコンディション&ベストパフォーマンスであって欲しい。であるならば、親として、我が子達のためにこの教師の労働環境問題って何とかした方が良いんじゃなかろうか。」って事。
「堅苦しい話は…」「政治的な話は…」じゃなくて、「我が子のタメに」って思ったら、親として興味出て来ないかな?
先生のこの労働環境、50年以上前に制定された「給特法」って法律が問題なんだって。で、この給特法改善の機運が50年振りくらいに高まってるみたいで、国政でも話し合いが進んでるらしい。
「保護者」も力合わせたら「先生の働く環境」が変わるかもしれないな。
それが結果として「我が子のため」になるんじゃないかな。
まあ一方で、先生たちももっと「保護者向け」にこういう話をしても良いんじゃないかな。
「現状の教師の労働環境はこういう状況です。これは子ども達にこういう影響がある可能性があります」みたいにさ。保護者の立場に立ってみて、教師の労働環境を訴えれば、「我が子のために改善したい!」って思う保護者は多いんじゃないだろうか。
文部科学省や教育委員会にこういうのは訴えるんだろうけど、これらの場所は「また教師連中が言ってるわ」くらいにしか思ってないんじゃないの?
でもそこに、「保護者が加わる」事で受け取り方も変わると思うんだよね。「先生+保護者=子ども達のため」、こうなればきっと強いよね。
「子どもは日本の未来」
ここは昔から思ってる事。
で、先生ってその日本の未来を育ててる仕事。
子どもにお金や手間暇掛けない国ってやっぱダメだと思うんだよね。子どもにお金や手間暇掛けるって事は、そこに関わる人たちにもお金や手間暇掛けるって事が大事で。そういう意味じゃ、先生たちの労働環境も変わっていけば、巡り巡って「子ども達のために」なるんじゃないかな。
取り留めもなく昨日参加したイベントの感想を書いてみました(*^^*)
親として何が出来るか、ちょっと模索してみようかな。
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