暮らして自分を耕していく。山の暮らし4ヶ月半で得たもの。
引っ越して早、4ヶ月半が経とうとしている、山の山奥の暮らし。
暑いな、と思えば歩いて5分もすればザ・透明!な川に足を浸すことが出来。
川沿いにずーっと沿って朝夕のママチャリの保育所送迎で
風と太陽の移ろいを身体で季節を感じ。
無人の、でも本当に今生きていたお野菜を買え。
都会では味わうことのなかった
この田舎では【普通】と呼ばれている暮らしをしています。
ひとつ、ひとつ、の出来事に
32歳になった今でも
【田舎の普通】に良い意味でも修行としても心が動かされ。
何とも有り難いこの4ヶ月半を過ごしています。
今まで自分の中に無かった感覚や価値観。
それらは五感をフルに刺激されながら生きている4ヶ月半。
焼き菓子屋そぼくな。にとって、厨房を確保する事に関してはもちろん焦ります。
でも。
引っ越してきた当初と焦る気持ちは少し変わり。
厨房がすぐに使えないからこそ、
今までなかった価値観や感覚を得、
これからの自分の表現を耕していく大切な時間なのでは?と暮らす内に考えるようになりました。(時間がかかっても絶対にそぼくな。はやります。)
すぐに厨房が見つかり、
そぼくな。を始めたら見えていなかった事が今、目の前にあって。
私はそれを体験したいし感じ考え、そぼくな。に生かしたいと思っている。
すぐに厨房が見つかっていれば
一生、出会うことも、感じていなかっただろう事もやっぱりあるな。とこの数カ月感じていて。
早く菓子を食べたい!というお声も有り難い事に頂きます。
そんな事を言ってくれる自体、本当に当たり前ではないと思っているので、とてもとても感謝しています。
なのですぐに焼き菓子屋そぼくな。を再開できない事に心待ちにして下さるお客さんにはもちろん申し訳ない。。
けれど、その分。
今しか耕す事のできない感覚、知恵をつけていき。
焼き菓子屋そぼくな。を再開した時にはさらにその感覚や知恵を最大限に投資して。パワーアップして菓子をお届けできる。
そうも確信しています。
だからもう少し。
もう少し、待っていて下さい。
なぜそこまで、そう言えるのか?って?
例えば今年たくさん頂いた、
もぎたての無農薬の梅。
その梅で初めて梅干しを作って見た。
赤しそは一緒につけずに。
梅と塩、少しのアルコール。のみで
初めて作った出来たての梅干し。
その味は今まで食べていたものは何?!
と度肝抜かれるくらいの、、
一口噛めば
【梅】という果樹のフルーティさが口から鼻に抜け。
【梅干し】という塩っ辛い旨さだけではない、
これぞ【〝梅〟干し】です!!な美味しさを感じました。
これぞもぎたての鮮度なんやろなぁ、と美味しさの感度がまた増えた出来事で。
例えば庭に植えたトマト。
都会でも植える方は多いとは思うけれど山の空気を吸って育ったトマトは少し違う。
もぎたては
ぱつんぱつん!のイキイキとした生命溢れる食感。
そしてフルーティはもちろん、プチトマトなのにジューシィで。
食べると
うるるん✨と目が輝いちゃう。
そんな美味しさ。
鮮度やその暮らしの空気を浴びる事。
暮らして見なけりゃ絶対わからない感覚で。
そして改めて鮮度やその素材の質(素材が育った環境)は大切だ。と確信する体験でした。
けれども。
そんな、暮らさなくても
鮮度が命!なのは、
そぼくな。さん言ってたやん?って思いますよね。
確かにそうで、焼き菓子、コーヒーどちらも鮮度が命!と感じてます。
焼き菓子屋そぼくな。を始める前からずっと。
でも、今回で更にさらに、鮮度、それから素材の育つ環境は
生命力溢れる、本当に美味しいものをお届けする上で大切な事なんだ!と強く思ったのでした。
そしてそんな生命力溢れる美味しさは、もうホント、身体も心もめちゃくちゃ潤ってしまうから不思議です。
食べ物だけではなくって
川の音、肌触り、温度。
山の風心地。
朝から聞こえるツバメの楽しそうな鳴き声。
言葉では表しにくい、そんな潤い。
その全てを吸収して
そぼくな。としてお届けしていけたら。
どんな環境や
どんな時代でも
今だからこそできる事があると思うから。
それを掴み、進む。
最近はそんな日々です。
で、また、一つ今だからこそできるご縁に恵まれてやることになりました。
サークルには先行して昨日書きましたが、また時が来ればこちらのnoteにも。
焼き菓子屋そぼくな。地道に軸を耕しパワーアップして参ります^^
コーヒー豆販売も地道に準備が進んでます^^
豆の鮮度が良いと、小手先で何もしなくても。
お湯を入れれば勝手にとても良い香りを発してくれながら膨らむ。。^^
豆がこれだけ粗挽きでも。
鮮度がよいので
コーヒー豆内にまだ炭酸ガス(コーヒーの香り)がたくさんいてくれるから。
香りは膨らみ本来のコーヒーの美味しさを演出してくれる。。
カラメルのようなホロ甘な苦味。
それでいて。
過ぎ去るスッキリとした余韻。
個性はめちゃ強い!は押さない。
けれど
飲み手に潤いを与えてくれる、そんなコーヒーを。
今出来る事を。少しでも一歩。一歩。
味わって、生きていく。
味わって、お届けしていく。
読んでくれてありがとう!
焼き菓子屋そぼくな。
ゆ季
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