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結局、変わりたくないと思っているから変われない。
自分が嫌いになるタイミングに直面することって誰にでもあると思う。
それは、自分の力の無さを感じるときかもしれない。はたまた、誰かを守りたいときに物理的なハードルや経済力不足の現実を突きつけられた場面かもしれない。
僕の場合は理想と現実のギャップによく苦しむ。
特に自分の弱さに負けてしまうときが一番嫌いだ。
こんなときの自分ってどうしても好きになれない。
だから変わろうとする。何者かになろうとする。
それから1ヶ月、3ヶ月と刻々と時を進めてみる。
さあ、あれから自分はどう変わっただろうか。
昨日までは朝早く起きようと意気込んでいたのに、相変わらず昼まで寝てしまった自分を悔やんでいたりしていないだろうか。
だとしたら、3ヶ月前と何も変わってない自分とまた出会っているのではないか。
そう、人間は基本的に変われない。
意志に任せてしまうと、変わろうと思うだけでは変われない。その現実を突きつけられて、失望することになるのがオチなのだ。
どうしてそうなるのか。それはメカニズムとして、生物に備わる防衛本能が働いているからだ。
ある書籍で学んだのだが、生物には恒常性(ホメオスタシス)と言われる原理が備わっていることをご存知だろうか。
生物は基本的に変化を嫌う。
体温や自分の住環境など、そういったものは基本的にたえず一定を保つことにより、敵にいつでも反応できるようにコントロールされている。つまり、変化は生存率を下げることにつながる。
だから、自分を変えたいと決意してもそれは長続きしないのが通常なのだ。
なぜなら、意思というものは、私たちに備わっている生物としての本能には抗えないからだ。
どんなに変わりたいと願っても、心の奥底では、本音は「今の自分と同じままでいい」という判子を押してしまっているのが私たち人間なのである。
自分を変えたいなら、その原理原則に気づく必要がある。
自分を変えるためには、本能を殺めないといけないのだ。
そのために、必要なのはなんだろう。
僕は、自分を変えるために必要なのは「具体的な行動目標」とどんな理由があれ、それを必ず遂行する実行力が鍵を握っていると思う。
自分を変えることは本当に難しい。
そして意思というものは、ときとして自分でも気付くことができない「嘘」になるときがあるのだ。
意思ではなく、シンプルに「昨日は何をするか」を決めることが、明日の自分を生きやすくする一歩になることを信じることが大切だと思う。
今日も良い一日にします。
2024/03/25