マネージャー思考はプレイヤー時代の邪魔をする
マネージャーポジションとプレイヤーとでは仕事内容が異なる。
マネージャーポジションだと、プレイヤーとしてのスキルはもちろん一定以上必要になると思うが、プレイヤーポジションとは別に、チームで成果をつくる視点が必要になってくるように思う。
反対に、プレイヤーにはマネージャー思考はあったらいい部分もあるかもしれないが、優先順位を考えれば必要ないのかもしれない。
僕は以前にも書いたがずっと接客の世界にいて、マネージャーポジションも長く勤めていたから、この2つのポジションの考え方のバランスにかなり苦しんでいる。
メンバーに対して気遣いをすることは必要だ。
けれど、より大事なのは優先順位であり、自分の数字につながる行動であればそれは優先順位が高いと判断できる。
この考え方がプレイヤー思考だ。
ただし、僕はそれに気付かずに雑用でもなんでも、チームの縁の下の力持ちになるようなことを進んでやっていた。
数字がまったく出ていないわけではないが、数字を作るチャンスはもちろん減ってしまう。
下っ端ならまだ数字が出なくても許せるだろうし、動いて当たり前の風潮もあるだろう。
しかし、その思考がはびこって、自分で抱え込むようになってしまう可能性には危惧しないといけないように思う。
徐々に、周囲も巻き込んでチームで解決する方向性にもっていかないと、自己犠牲の精神では生き延びられないからだ。
なぜなら、自分の仕事は数字を作ることであり、優先順位はそちらが上なのだ。
だから誰かのために動くことはいいことではあるけれど、それを理由に数字が取れていない場合は自己管理不足とみなされる。
だから、バランスが大切だと思っている。
そのために、上手に他者を巻きこんで解決できるようにすることも、プレイヤーとして大事なスキルだと考えている。
こういった視点をもって動けるのは、慕っている先輩方の助言のおかげである。改めて感謝しかない。
今日も良い一日にします。
2024/03/27