コーチングに興味を持った経緯。
こんにちは!お世話になっております、なかやです。
今年の11月に日本コーチ連盟のコーチ養成プログラムを修了しまして、
来年からプロコーチとして活動していくことを決めました。
プロコーチとして活動していくことを決めた理由は、
コーチングを通して「自分のペース」を取り戻すことができた僕の経験を活かしたい!!と思ったからです。
この感覚を多くの方に感じてもらいたいです。
特にキャリアアップや転職・結婚や趣味など人生の転換期で
時間の使い方(優先順位の付け方)などで苦労されている方にコーチングは非常に有効だと思います。
「自分のペース」を見失う時間をなるべく減らしていく。
そのサポートをプロコーチとして行っていきたいです。
来年からプロコーチとしての活動を始める予定ですが、
今回は僕がコーチングに興味を持った経緯をご紹介させていただきます。
少し長い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです!
①整形外科クリニックでの経験
僕は現在、柔道整復師として整形外科クリニックのリハビリ業務を7年間しています。
数千人以上のリハビリを担当してきて感じたことは、
精神的な要因で身体に不調を訴える患者さんが多い。
はじめに訴えていた痛みやシビレが取れてもなお、不調を訴える方がいたり、リハビリよりも話をするだけで「なんか体が軽くなったわ」と言って帰られる方がいたりと不思議な体験をすることが多いです。
また、レントゲンや検査などの結果と症状が一致しない患者さんが多いことも実感します。
僕は、本当に痛みを感じているのは心(メンタル)じゃないかなと感じることが年々増えてきました。
その疑問を解決したくて、慢性疼痛に関する勉強会や心理学などを勉強し認知行動療法というリハビリ方法にたどり着きました。
この方法論を簡単に説明すると、痛みに対して前向きになるために、自分自身で日々の痛みの強さや活動内容を記録したり主体的に取り組むことで、必要以上に感じてしまっている痛みを和らげていく。という患者主体のリハビリ方法です。
つまり、患者さん自身に痛みと向き合ってもらう。
これはコーチングの定義でもある「相手自身の中に答えはある」に一致します。
僕たちセラピストがどんなに知識や技術が身についたところで、患者さん自身が「治したい!」という気持ちになってくれない限り、
「セラピスト満足、患者不満足」
という結果になりかねません。僕はこの状況になることを嫌いました。
認知行動療法を普段のリハビリに加えることで、患者さんが主体的にリハビリに取り組んでくれる状態を、今でも意識して行っています。
②JICA挑戦したり草野球チーム設立したりギター教室に通ったり親が離婚したり自分が結婚したり色々ありすぎて自分のペースがわからなくなった20代半ば〜後半
タイトル通りですがここ5年くらいの間で色々なことがありました。笑
あの当時の自分にコーチングをしてあげたいです、本当に。
その全てが良い経験となって今の僕があるわけなのですが、「人生一度きりだからやりたいこと全部やりたい!!」という精神で闇雲に色々なことに手を出していました。
ただ行動すればするほど、「本当に自分がやりたいことなんか、これ?」と感じるようにもなりました。
この違和感から抜け出したくてさらに行動しましたが、自分が納得する結果は出ませんでした。
心身ともに疲れて「燃え尽き症候群」のように部屋で1人ボーッとする日も増えていました。
そんな時にたまたま見かけたYouTuberのAKIOBLOGさんが動画内で「コーチングで人生変わった!!」と言っていて、初めてコーチングのことを知りました。
これめっちゃ面白そう!!
そう思いながらもまずはAKIOBLOGさんがコーチングを通して本当に成長していくのかをじっくり観察しました。(ただの良い視聴者)
「確かにAKIOBLOGさんは自分のやりたいことにトライして成長している。でもコーチングがどのようなものかは詳しく語ってくれない。そりゃ無料コンテンツでそこまで丁寧に教えてくれるわけないか。よし、来年コーチングスクールに通うぞ。」
という流れで2020年6月〜11月に開講されるコーチングスクールに通うことを決めました。
奥さんも納得してくれて快く受講費用を出してくれました。(ありがとう!)
③コーチングの勉強をして本当に人生変わった
日本コーチ連盟が提唱しているコーチング理論は、僕が今までやってきたコミュニケーションとは全く別物でした。
初回の講義で、
自分の個性を知り興味を持つ姿勢こそが、コーチングの第一歩。
「個性ってなに?コーチングってモチベーション上げて、目標に向かってただただ突き進むもんとちゃうの?」と勝手に思い込んでいた僕にとって「?」な内容でした。
僕が講義を受けて1番衝撃的だったことは、
自分のこと(個性)を全く知らなかったということです。
「あなたが安心感を抱く時はどんな時?」
「あなたのこだわりは?」
「あなたを一言で表すと?」
…全然答えられないんですよ。これが。。
つまり、
自分で意識している自分は、今までの人生で作り上げてきたよそ行きの自分。
子どもの頃から何かを我慢したり怒られたりしながら、他人の動きをじっくり観察しながら自分が傷つかない行動を選択する自分が本当の自分。
その結果、「本当にやりたいこと」よりも「怒られない行動、当たり障りの無い行動」をとるようになって、今の自分がいます。
僕はそういったよそ行きの自分をより良く見せていく作業がセルフブランディングだと思いこみ、自分の理想像に向けて突き進んでいました。
だから「なんか違う」という違和感がずっとあったのです。
その理想像は自分では無い、他人軸の人物ですから。
そのような講義を2週に1回、尋常じゃない量の課題をこなしながら、自己理解を深めていきました。
毎回の課題が苦痛でした。
自分の内面は自分でもなかなか触れたくないものです。
それを他人に触れられようものなら、ケンカになってしまいます。
そう、だからコーチングは基本的に自分自身の気づきを促すもの。なんですね。
この課題を通して体感しました。
今まで僕が人に対して行っていたアドバイスは「おせっかい」であり「ティーチング的」な関わり方だったんですよね。
自己理解が深まっていくと他人に対する関わり方も変わっていきました。
これも面白いなぁと思ったことです。
「他者に対するアプローチ方法(誘導方法)を学べると思ってたのに、自分のことばっかりかよ」と思っていましたが、
だんだんと他人に対する思い込みも減っていきました。
自分のことをこんなに知らないのに、他人のことを知ったつもりになるのはものすごく失礼だな。」と思えるようになりました。
これは本当に大きな気づきでした。
すぐに他人のことを知った気になってしまうので。。
毎回「コーチングすげぇ。。。」と思いながら帰りの電車に揺られていました。
という感じで、6月〜11月までみっちり基礎と応用を学び、無事に最後の修了製作を合格し、プロコーチとして活動できる運びになりました。
④「自分のペース」を取り戻す
大まかに僕がコーチングに興味を持ってプロコーチになるまでの流れを書きました。
僕はコーチングを通して「自分のペース」を取り戻しました。
この感覚を多くの方に感じてもらいたいです。
特に、キャリアアップや転職・結婚や趣味など人生の転換期で
時間の使い方(優先順位の付け方)などで苦労されている方にコーチングは非常に有効だと思います。
「自分のペース」を見失う時間をなるべく減らしていく。
そのサポートをプロコーチとして行っていきたいです。
僕自身もまだまだ時間をかけて自分をコーチングしながら、不安定な自分を楽しく操縦していかなくてはなりません。
コーチングの勉強をしたからと言って、完璧に自分をコントロールできるようになるわけではありません。
僕自身も自分を試す実験を繰り返しながら生きていきます。
プロコーチという仕事を通して、クライアント様の刺激を受けながら一緒に成長していきたいと思っています。
残りの人生、悔いの無い選択をしていきましょう!!
詳細は年明けに発表する予定です!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。