「叱り方がわからない」と悩んでるママへ
怒らない・叱らない4児の母そのママ🍀です。
「ほめかた・叱り方講座」は人気の講座です。
多くは叱り方がわからない、下の子が生まれてから怒ってばかり、何回言っても同じことを言わせる、ひびいているのかわからない。ほとんどの親御さんが悩んでいることです。
そのママとしてはそもそも「叱る」ことはいらないと思っています。叱らない、甘くするとかそんな意味ではなく、「叱る」ことを前提に考えてしまっていることそのものを考え直してみませんか?という意味での、「叱らない子育て」を提唱します。
それでも、そんな一朝一夕で「もう叱らない!」という思考に至るのはなかなか難しいのでせめて「叱り方をまちがえない」「その子供に合った叱り方」をお伝えしてみます。
子育てのしんどさがすこしでも軽くなりましたらさいわいです!
結論としては、
コミュニケーションエラーを無くすことが叱り方の改善につながります。
今や企業でも心理テストなどを用いて従業員をカテゴライズし、コミュニケーションの可視化を図っています。
なぜならコミュニケーションの良し悪しによって肝心な仕事がスピード的にも内容的にも左右されてしまうからです。
家族においても同じです。
どゆこと???
関心のある方はどうぞ引き続きお読みください☺️
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そもそも叱る必要性とは?
叱ることの目的はなんでしょう?
子どもに正しい行動や価値観を教えるため、社会性を持たせるために「叱る」という手段を用いているのではないでしょうか? 子どもは自分の欲求や感情に従って行動する傾向が強く、社会的なルールや他者への配慮を理解するのに時間がかかります。そのため、親は子どもの行動を見守り、必要な場合には叱って指導する役割を果たさなければならないとまごうことなく、全人類が信じていることかもしれません。
しかし、叱ることの目的は、子どもが自分で考えて行動できるようにすることであり、社会性やマナーを身につけることであれば、その手段は「叱る」でなくても良いわけです。
じゃあなぜ私たちは「叱る」のでしょうか?「叱る」という手段は親にとって最も都合が良い手段である、、、それが答えなのかもしれません。
完全に親視点の理由なのであれば、せめて子供の心をこわさないような叱り方、子供から信頼をなくさないような叱り方をしていく必要があり、そのためには、叱るタイミングや方法を工夫する必要があります。
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どんな時に叱ることが必要か
子どもを叱るべきタイミングとはどのような場合でしょうか?
そのママの場合、例えば‥
子どもが自分や他人の命を危険にさらす場合
命に関わる場合は、子どもに対して厳しく注意する必要があります。ただし、注意する際には以下の点に気をつけましょう。
叱る前に落ち着いて冷静になる
危険な行動に至った理由(気持ち)を聞き、その理由(気持ち)を承認する
なぜいけないのか理由や目的を明確に伝える
どんな時に叱る必要があるのか?についてはそれぞれの価値観もあるとは思います。ここは主観になってきますので、ご自身で精査してみることも大事になってくると思います。
ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
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脳の使い方タイプによって変わる叱り方
人は脳の使い方のタイプによってコミュニケーションも変わります。 脳の使い方のタイプとは、人が物事を判断する際に重視する基準や価値観のことです。
脳の使い方のタイプは大きく3つに分けられます。
これらのタイプは、人が物事を判断する際に重視する基準や価値観、時間軸の違いを表しています。そのため、子どものタイプに合わせて叱ることが、コミュニケーションの効果を高めることにつながります。
では、タイプ別に叱り方のポイントを見ていきましょう。
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思考型の子どもを叱るときのポイント
思考型の子どもは、論理的で客観的な判断をするタイプです。そのため、叱るときは以下のようにしましょう。
思考型の子どもは、自分の行動や判断に対して自分なりの根拠があるため自信があります。そのため、叱るときは絶対に感情的になることは禁物です。
まずは起きた事実を確認検証し、客観的に見て叱られる理由や根拠を明確に説明し、叱る内容や結果を具体的に示すことが必要です。感情的になってしまうと子供から信頼されなくなり、まったく話をきかなくなってしまうので気をつけましょう。
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行動型の子どもを叱るときのポイント
行動型の子どもは、合理性やスピードを重視するタイプです。そのため、叱るときは以下のようにしましょう。
行動型の子どもは、自分の行動や判断に対して責任感が強く、成果を出すことに意欲的です。常に今この時を生きているので目の前のことに全力、そのため、長く話すと何の話だったのかわからなくなってしまいます。
悪かったことについては、声の強弱やトーンで悟るのでいろいろと理屈を並べるよりは、カミナリを落とすといった感覚で叱るとつたわりやすいです。
なんでも額面通りに受け取るので、行動にも含みもないので変に疑ったりすることは子供からの信頼をなくしてしまい、また子供のことも傷つけてしまうので気をつけましょう。
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感覚型の子どもを叱るときのポイント
感覚型の子どもは、具体的で現実的な判断をするタイプです。 そのため、叱るときは以下のようにしましょう。
感覚型の子どもは、自分の行動や判断に対して慎重で確実なものを求めます。 そのため、叱るときは何が悪かったのかを理解させることが重要です。
理解させるためには、叱る内容や結果を視覚的に示す、過去の具体例を出す、などが必要です。
例えば、散らかった部屋や壊れたおもちゃなどを見せて、「この状態はどうかな?」「散らかってるね〜」と注意を促すことができます。 具体的に示すことで子どもの納得感や反省意識を高めることができます。
また感情型の子どもは不安や恐怖心を抱きやすいので感情的にならず、頭ごなしにならないことも大事になってきます。
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このように、見ていくとちがいがわかりやすいと思います。思考型の子供は理由が必要ですが、行動型の子供に理由はいりません。かえって混乱させたり、長い話が心理的な負担になってしまったりするのです。逆も然り。
※「脳の使い方タイプ」について詳しくはこちら。
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叱り方を攻略する近道
ちがいを知ることが「叱り方」カイゼンの第一歩になります。
結局のところ、目的は子供に社会性をもってもらいたい、モラルのある人間になってもらいたい、目的はそこなんです。
「叱る」なんてことはどうでもよくて。目的遂行のためとはいえ子供に心理的負担、子供との信頼関係を壊すような叱り方をしてしまっていたらなんの意味もないのです。おそらく社会性もモラルも育めなくなると思います。
社会性もモラルも、根底は思いやりの心ではないでしょうか?叱られてばかりの子供がその枯れ果てた悲しい心で、どうやって思いやりを持てるのでしょうか?
「叱り方」を考えると同時に、本来の目的をぜひ考えてみてもらえましたら幸いです。
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「叱る」「きびしく」と、親の悩みの種についての記事、こちらもご参考になりましたら幸いです。
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以上{「叱り方がわからない」と悩んでるママへ}でした。
ではまた🍀
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