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波乗り気分で心を整える!ヨガ的「心のサーフィン」!

みなさま、こんにちは!

突然ですが、毎日ハッピーですかー!?ハイ、もちろん!と即答できるのが理想ですが、時にはちょっと辛いこともあるのが人生というもの。かの有名なブッダも「人生は苦である」と言ったように、人は生まれてから誰しもが日々の悩みと向き合っていくものです。

だからこそ、「苦しみからどう解放され、幸せに生きるか?」という問いは、何千年も前から多くの人々が考え続けてきたテーマ。ヨガの最も有名な教科書「ヨーガスートラ」も、まさにその問いに答えるために編まれたものなのですが、そこには、こんな言葉があります。

योगचित्तवृत्तिनिरोधः
ヨーガ・チッタ・ヴィリッティ・ニローダハ
「ヨーガとは心の働きを止滅することである」

えっ?幸せに生きるためには心の動きを止滅ってどういうこと??と思うかもしれませんが、ヨーガスートラが教えくれているのは、無理に心を押さえ込んだり止めたりすることではなく、私たちが幸せになるためには、幸せを外に求めず、自分の内側にある苦しみの原因を理解して抜け出すこと、自分はすでに幸せであると気づくことが重要で、そのためには、心の動きを観察して感情とうまく向き合っていくことだよ、と教えてくれています。

では、実際に私たちはどうすればいいのでしょうか?難しい本を読んでも、「なんとなくわかるようなわからないような?」と思うのは私だけではないはず?そこで、心という形のないものを、形ある海の波とサーフィンにたとえてみたら、あら、意外とわかりやすいかも!?と思ったので、今日は「心の波乗り」というテーマでお話ししてみたいと思います。

「感情の本質」:ポジティブ・ネガティブの向こう側

波も感情もただ一時的にそこにあるだけ

「こんなネガティブな感情なんて消えたらいいのに」なんて、思ったことありませんか?サーフィンでは「良い波来てるね!」とか「今日は波が悪いね」なんて言ったりしますが、実際には、ただその人にとって都合の良いものが「良い波」と呼ばれているだけです。感情も同じで、都合が良ければポジティブ、悪ければネガティブと感じるだけで、本当はどちらもただ「存在している」ものに過ぎません。波のない海はないように、感情のない心も存在しません。そして、波も感情も一時的に現れ、やがて消えていきます。

「波チェック」:まずは心の波を眺める!

心•感情の波も、まずは観察してみる

サーフィンをするとき、いきなり海にには入らず、まずは浜辺から波をチェックします。どんな波がどこから来ているのかを観察するんですね。心も同じように、浜辺から波を眺めるように、少し引いて観察することが大切。「今、私は怒っている」「今、私は悲しい」「今、私は不安だ」と、自分の感情の波がどんなふうか、観察してみます。波を遠くから眺めているとき、波に巻き込まれることはないように、感情の波を観察しているときは、感情にも巻き込まれないですむでしょう。

ゲッティングアウト:波を越える柔軟性

心の柔軟性も鍛えていきたいね!

サーフィンでは、沖に出ることをゲッティングアウトといいますが、まずインサイドエリア(波の影響を最も受ける場所)を抜けます。ここで大切なのは、波を見て進みやすいルートを選び、時には「この波、ちょっと避けようかな?」と方向を変えたり、必要であれば波を避けるように潜ったり、背面になって波をかわしたりしながら、柔軟に進みます。ここで、迂回すると疲れるから突っ切る!とか、私はこのコースを真っ直ぐ行く!と、波に逆らって進もうとすると力尽きてしまいますが、柔軟に対応すると割合楽にアウトまで出られます。そんなふうに、頑固に「こうしなきゃダメだ!」って思い込んでいるとあっという間に息切れしてしまいますが、時に遠回り、時に思いがけない方法で状況に柔軟に対応することで楽に前に進めます。

「流れに逆らわない」:強い感情から脱出する

上手くいかないことは見直してみよう!

サーフィンでは、潮の流れ(カレント)をうまく利用して楽に沖にでたりします。でも、望まない強い流れに巻き込まれると、逆らって泳ぐのは本当に疲れるだけで進まない。それどころか、無駄に体力だけ消耗するのは危険なので、サーフィンをしている人は、この強い流れに対して冷静に横に泳ぐことが、流れから抜け出せる方法であることを知っています。

感情も同じように、怒りや不安、恐れに抵抗して逆らおうとすると、どんどん疲れてしまい、状況が良くなることはありません。そんな時は、少し視点を変えて、その流れから出るように試みたり、いつもとは違うアプローチを試してみることで、感情の流れから抜け出せば、きっと楽になれると思います。

「波に巻かれても大丈夫!」感情の渦からの浮上

間違った思い込みを手放すと自然に浮上する!

サーフィンをしていると、波に巻かれることもありますよね。水中で息ができなくて苦しいと感じるかもしれませんが、それは長くても10~20秒くらい。その後は自然に浮かび上がります。そのことがわかっていると、無駄な不安や恐れを感じずにすみます。

感情も同じで、怒りや悲しみが強くなりすぎて、まるで大波に巻き込まれたように感じることもあります。そこで、「この感情がずっと続くのだろうか?」と不安になると、さらに苦しくなり力んでしまいますが、それは間違った思い込みによって生まれた苦しみ。力んでいたら、浮かびあがるまでに時間がかかってしまいます。でも、ヨガで言う知恵は、そんな私たちに浮力を与えてくれます。

「波待ちタイム」:今、この瞬間を楽しむ

マインドフルな波待ちの時間を持とう♡

サーフィンでは、次の波が来るまで「波待ち」の時間があります。この時間はリラックスして次の波を観察する時間です。時にはなかなか波が来なくて、しばらく待つこともあります。でも、その待ち時間も大切で、周りの景色を楽しんだり、空に広がる雲を見たり、水面に反射する光を楽しんだりしながら、次の波に備えます。

人生も同じように、変えたくても変えられないものごとや時期があります。その時も、過去や未来にとらわれず「今、ここ」をリラックスして、次のチャンスや変化に備える力を育てていきたいところです。

最後に

心の波乗りもサーフィンも、まるで自然とのアート!

どうでしたか?波に乗るように、心の波をうまく乗りこなして、カッコよくて素敵な心の波乗りサーファーになりたいですね!もちろん、言うは易し。私も絶賛修行中ですが、自分自身に対しても優しく、アヒムサ(非暴力)の姿勢で淡々と修行に取り組んでいきたいと思います(笑)!

もしこの記事に共感したら、一緒に心の波を楽しんでみませんか?

また、ヨガやサーフィンに興味がある、実際にしてみたい!という方は気軽にご連絡くださいね!お待ちしています!

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