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20240224「会えること、会えないこと」

今日のこと
会えること
会えないこと
どこから手を出そうと
昨日の服を脱ぎ
新しい服に着替える
どれもが新しいとするなら
わたしは身換わって
あなたにも出会うだろう
連続した空気を吸って
6時になって
鐘の音が響く
山間の曙光
都市の反射
喜ぶべきは生きているいこと
瓦礫を踏んで
数センチの高さを得て
その深さをも糧にする
冷たさの中に炎が灯る

どの試練を与えたら
どんなに辛くとも
その中心当たりにある
その何かしらから
届いてくるメッセージ
読みつがれる文言の誘惑
気づけないくらいに
数秒が経ち
振り向くと
誰もいないようで
誰かが合流するようで
気にしないくらいに
適当でも
控えているのは
何かの兆候
連綿の綻びを紡ぎ
手当てした傷を拭い
痛みを記憶し
灯台はひかりを放つ

海からの
土からの
苛立ちと慰めの解離
離れられない
とりとめない
呆然の中から
ひとつを拾い
恩恵の少なさから
万倍まで広げる
それでも感謝できるというなら
何にすがり
何を頼りに
わたしたちは何するのだろう
月日が巡り
星座を辿り
万感の想い
冷たさの
たじろぎの
また今日を続けている

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