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事業のネタ帳

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日本・インドネシア・ベトナム・インドのアジア4カ国でシードスタートアップへの投資支援を手掛けるVCのジェネシア・ベンチャーズが、起業家/事業家の目線で産業創造/産業変革のアイディ…
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#Web3

事業のネタ帳 #35 ユースケースから考えるWeb3事業機会(後編)

事業のネタ帳 #35 ユースケースから考えるWeb3事業機会(後編)

本記事は「事業のネタ帳 #25 ユースケースから考えるWeb3事業機会(前編)」の後編です。

前編記事を2022年8月に書いてから約半年が経過しましたが、11月に大手暗号資産取引所FTXと暗号資産レンディング大手BlockFi、2023年1月にDigital Currency Group子会社のGenesis Globalの度重なる破産申請により暗号資産市場の厳冬期が訪れています。

2023年

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事業のネタ帳 #25 ユースケースから考えるWeb3事業機会(前編)

事業のネタ帳 #25 ユースケースから考えるWeb3事業機会(前編)

2019年以来のクリプト・ウィンター(暗号資産の冬)が訪れました。

マクロ経済の悪化やTerra(LUNA)・3ACなどの破綻騒動により、暗号資産全体の時価総額は、2021年11月の3兆ドルから、1兆ドルまで減少しました。BTCとETHの価格もピークから70%ほどの大幅な下落を見せています。

OpenSeaの月間取扱ボリュームは6月以降大きく低下。DeFiのTotal Value Locked

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東南アジアにおけるWeb3スタートアップの事業機会

東南アジアにおけるWeb3スタートアップの事業機会

2021年後半から日本や米国だけでなく、東南アジアやインドのテックメディアでもWeb3という言葉を頻繁に目にするようになりました。東南アジアのVCと話していても必ずと言ってよいほどWeb3が話題にあがります。

また、ベトナム人起業家によって創業された「Sky Mavis」によるNFTゲーム「Axie Infinity」が2021年に大ヒットし、a16zやParadigmなどから時価総額$3Bで$

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事業のネタ帳 #10 OSS 2.0

事業のネタ帳 #10 OSS 2.0

ZoomやSlackが日本から生まれるイメージは未だついてないのですが、RedisやMongoDB、Elasticであればひょっとしたらひょっとするかもしれないと常々考えていることもあり、今回はOSS(オープンソースソフトウェア)を活用した事業機会について書いてみたいと思います。

日本のスタートアップ界隈で純度の高いソフトウェアビジネスのネタが語られることは寡聞にして稀ですが、このところ話題の"

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