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アロマセラピストの調香ノート①ベルガモットペティグレン

こんばんは、看護師+アロマセラピストのyukinaです。
普段、精油をブレンドしてオリジナルブレンドを調香しています。
今後は「アロマセラピストの調香ノート」としてこちらに綴っていこうと思います。

2023年冬のブレンド精油を調香しました!!

季節ごとにブレンド精油を作成し、サブスクリプションとしてお届けしている「香る定期便」。春、夏、秋とお送りし、2023年最後の1本、冬のブレンド精油です。今年最後の一本は、今年一番衝撃的な出会いだった精油を使って。
今回の主役はタイトルにもある「ベルガモット ペティグレン」という精油です。

アロマセラピーの世界で「ペティグレン」の精油となると、暗黙の了解でビターオレンジペティグレンの精油となります。
ただ本来ペティグレンは「柑橘系の葉」という意味なのです。
つまりオレンジペティグレンがあれば、レモンペティグレンもあり、ベルガモットペティグレンもあるのです。

このベルガモットペティグレンは、ベルガモットの葉から水蒸気で蒸留された精油です。葉を使っているのでグリーンなフレッシュな香りをイメージしやすいですが、実はとってもフローラル。ラベンダーよりもフローラルではないかと個人的に思っています。本当に貴重な、貴重な精油です。

そして空気に触れる事により香りがどんどん変わっていくため、一人で何役も演じる役者さんみたいな香り。香りはじめの印象と最後の印象がまったく違います。
この主役級のマルチプレイヤーをどう調香するか。
アロマセラピストの腕の見せ所です。

ラベンダーやゼラニウムなど、その他の花の精油と合わせていくと、素敵ではあるのですがなんだか主役が埋もれてしまうような。
映画で例えると「全員演技が上手で、なんだか誰も印象に残らない」そんな感じです。
これでは全員を活かせていないので、演出失敗ですよね(笑)活かしつつ、主役を立てたいのです(笑)

閃いたのが、とても格好いい香りに作りあげることでした。

今回のベルガモットペティグレンを主役としたストーリーは、ひっそり主役登場。まだ主役感は醸していない(笑)

異色の友人たちに出会い、感化される

居場所をみつけて、自分らしく強く香る

という、余韻が残るストーリー。

同じベルガモットの木から抽出した、果実の皮の精油。
最初はそれに隠れて、姿を消していますが、元々同じ木なので支えるような香り方をします。

そして出会うのはブラックペッパーとユーカリナローリーフ。
この2つはそれぞれ個性的な香りなので、相性が良いものを合わせなければそれぞれが主張してしまいます。ここにベルガモットペティグレンが入ることで化学反応になるのです。とても格好いい。

余韻を残したかったので最後にベチバーを加えて。
ベチバーは冬にぴったりな香りで、他の精油たちを長く香らせるのが得意です。ベチバーのおかげで、主役は最後にとても長く輝きます。かわりがいない、自分らしいフローラルな香りで。

私自身も、今年ブレンドした精油のなかで、一番面白く、一番好きなブレンドができました。ぜひお部屋の芳香に、楽しんでいただきたい香りです。

本日もお読み頂き、ありがとうございました。yukina


本日紹介したブレンド精油(オンラインストアへ)


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AromaNote | snowzegarden_ yukina |
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