【FX:USDJPY 2023.9.12】利確トレードポイント振り返り
今回は、米国時間2023年9月12日のドル円のトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
結果はRR1:2を下回る形にはなりましたが、利益を上げることができました。
なお、MAのカラーは以下の通りです。
週足: オレンジ
日足: 白
4時間足: 水色
1時間足: 赤
15分足: 薄茶色
1. トレード概要
通貨ペア: ドル円
トレード: ロング
損切幅: 14pips
利幅: 24pips
リスクリワード: 1:1.7
2. 環境認識
2-1.日足の環境
日足は、戻り高値を上抜けて基本的には上昇トレンドであり、そのなかで安値の切り上げポイントを作っているところでした。
また、日足のMAに下から支えられてきており、グランビルの法則に則れば、ここから再度上昇が期待できるポイントでした。
チャートの形としては、日足の上昇トレンドに乗って大きく伸ばせる可能性があるポイントではありますが、ドル円に限っては147円台というレートに達しており、多くの相場参加者は日銀の為替介入を気にしているポイントに差し掛かりつつあり、上値が重い可能性があるという点を意識していました。
私の認識では現時点で突然日銀による為替介入が発動するとは思っていませんが、そういったモメンタムを受けて積極的に買い上がりづらいレートに差し掛かってきたと考えており、大きくレートを伸ばすよりも短期的な値動きを取りに行くほうが得策だと判断しました。
これは、チャートに現れている情報というよりも、ファンダメンタルの状況を加味した戦略ですので、純粋な賢人手法というわけではありませんが、翌日にはCPIが控えていましたので、あまり長く持てないということはエントリー時点で考えていたことです。
2-2. 4時間足の環境
このような環境下、4時間足レベルでは、日足のMAにサポートされてからレートが上昇してきており、四時間足のMAも上抜いてきました。
ダウのカウントについては4時間足レベルでは正直切り上げが甘いポイントではありましたが、注目すべきは黄色の縦線のラインです。
このポイントはエントリー足の21本前の足になるのですが、このレートの終値を上回るポイントで次の4時間足が確定した場合には四時間足のMAが上向いてくることになります。
そのため、ここで4時間足MAが反転してくれば、今度は目線が切り替わり、ロングを狙っていく方向にトレード戦略が転換するポイントでした。
また、黄色の縦線以降はレートが下落していくため、多少現行レートが揉んだとして4時間足MAは上向きに転じる可能性が高いポイントでありました。
2-3. 1時間足の環境
1時間足レベルでは、上昇トレンド形成しており、4時間足の安値切り上げポイントの中で一時間足レベルでの安値切り上げポイントを形成する場面でした。
更に、一時間足MAが下から4時間足MAを上抜いてくる場面であり、4時間足MAと1時間足MAの両方に支えられることが期待できました。
ただ、一時間足のダウのカウントが一時間足でこんなに大きくて良いのか、という論点もあろうかと思います。
もう少し細かく見るべきであれば、一時間足レベルでは安値を切り下げてしまっているため、安値の切り上げを待つ必要がありました。
さらに、今思えば、やはり4時間足の切り上げが甘いので、4時間足の切り上げポイント中で一時間足を切り上げる形にはなっていなかったかな、というのはこの記事を書いていて感じた反省ポイントでした。
Wボトムの両足が4時間足の安値切り上げポイント中にあるのが一番きれいな形ではあるのですが、今回はそういう形にはなっていませんでした。
フラクタルな構造ではなかった、ということです。
この点は、少し考えてみなければならないポイントであると、トレードを振り返って感じたところです。(こういうところにトレード記録をつけるメリットがありますね!)
2-4. 15分足の環境
そのような状況下、15分足レベルでは、一時間足の安値切り上げポイントの中で右足上がりのWボトムを形成しつつありました。
15分足MAもこのネックラインを抜けてくると上向いてくるので、1時間足MAに対するグランビルの法則の収束・拡散ポイントとなります。
また、15分足でみるとわかりやすいのですが、ちょうど水色の4時間足MAが上向いてきました。
3. エントリー可否の検討
1. 抵抗帯確認
エントリーポイント付近では、やはり4時間足レベルの直上のレジサポラインが最も気になるラインでした。
このラインは以下の賢人さんの分析記事でも登場した、賢人さんが引いていたラインです。
したがって、このポイントは抵抗帯として意識しておく必要があるポイントで、簡単には抜けない、一度は反発するという想定で私はおりました。
2. リスクリワード
いつも通り、チャネル・MA・目立つ高安値をターゲットの候補にしており、今回はターゲットは上記の抵抗ラインとして認識できる黄色ラインまでと考えました。
この場合の想定利幅は24pips、損切幅は14pipsでした。
したがって、想定されたRRは1:1.7となります。
一応RRは2倍を目安にしているのですが、スケベ心が出てエントリーしてしまったというのが実態です。
3. レジスタンスラインの有無
今回のエントリーポイントに関しては、上記の三角印のポイントでレジサポされたラインがあり、このレジサポラインを背にエントリーできる形となっていました。
四時間足では、残念ながら明確に効いているポイントはなさそうでした。
4. 一時間足MAの傾き
これは、上記のチャートからも明らかですが、4時間足MAを下から上にゴールデンクロスするタイミングでしたので、当然上向きとなっています。
以上を踏まえ、15分足のWボトムのネックライン直上にロングの逆指値注文を設置しました。
4. 結果
結果としては、エントリー直後に一気に上げて目標ラインに到達しました。
その後は賢人さんが引かれたラインで揉んで、一度下げていますので、このラインで決済したのは結果論ではありますが、正解だったかなと思います。
今後のトレードでは4時間足の安値切り上げという原則的なルールは更に留意していこうと思います。
今回は以上となります。
皆様の参考になれば幸いです。