【FX:USDCAD 2023.9.12】微益トレードポイント振り返り
今回は、米国時間2023年9月12日のドル/カナダのトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
結果は微益撤退となりました。
なお、MAのカラーは以下の通りです。
週足: オレンジ
日足: 白
4時間足: 水色
1時間足: 赤
1. トレード概要
通貨ペア: ドル/カナダ
トレード: ショート
損切幅: 22pips
利幅: 15pips
リスクリワード: 1:0.68
2. 環境認識
2-1.日足の環境
日足は、一目瞭然に上昇トレンドでした。
グランビルの法則的には、日足のMAにめがけてレートが落ちてきていますので、ここから下位足の反発があってもおかしくないエリアです。
したがって、日足のMAの上方からショートは反発のリスクが高く、ショートでエントリーするためには、少なくともエントリーポイントは日足のMAより下方である必要がありました。
さらに、MAを下回ったからと言って、ダウ的には上昇トレンドが継続しているところですから、下げたところからは日足レベルの押し目買いが入ってくる可能性がある点には留意が必要な場面でした。
したがって、仮にショートを打つのであれば、短期勝負としてこまめに決済ラインを引き下げていく必要があります。
ただし、高値の更新幅は小さくなっているため、トレンド転換を起こす可能性も無くはない、といった状況です。
2-2. 4時間足の環境
このような環境下、4時間足レベルでは、押し安値を抜けてから下落トレンドを形成してきていました。
先ほどの日足レベルの押し目が四時間足レベルでは綺麗な下落トレンドになっていた形です。
他方で、一旦日足のMAによって抑えられて反発し、四時間足レベルの高値の切り下げポイントを形成しているように見える場面でした。
この時点で、四時間足のMAからは乖離があり、4時間足レベルのグランビルでは、押してきたところを買ってくる勢力がいる可能性がありました。
2-3. 1時間足の環境
一時間足では、四時間足レベルの高値切り下げポイントの中で、レンジ帯をを形成しつつありました。
ここで注目すべきは日足MAおよび黄色のラインでした。
日足のところで多少触れましたが、多少の例外は状況によってあるものの、MA到達を契機に決済注文が入って反発することは十分あり得ますので、私はマイルールとして基本的には各時間足のMAに対して打ち込んでいくようなトレードは行っておりません。
これまでのチャート分析の中で、MAで反発する場面を何度も見てきているからです。
やはり採用しているパラメーターは違えど、MAは多くのトレーダーが参照しているインジケーターですから、やはりMAは一つの抵抗ラインとみなすべきであるというのが個人的な考えです。
抜けるときはあっさり抜けるとはいえ、それは水平ラインも同じだと思っています。
さらに、黄色いラインに関しては、以下の通り、4時間足レベルのレジサポラインとして何度も機能しているポイントでした。
さすがに、このラインに向かって打ち込んでいくことはできませんので、ショートでエントリーするのであれば、このラインの下、ということになります。
ただし、幸い、以下の一時間足の拡大チャートの通り、日足MAと黄色のラインがぴったり重なるタイミングでしたので、基本的には日足のMAの下でエントリーするということでタイミングを探っていく形となりました。
なお、以下のエントリーでご紹介している通り、私は上位足のMAを下位足で表示する際には、滑らかに表示するGap機能をオフにしておりますので、日足のMAは下位足での表示は、次の足の傾きが確定するまでの期間は水平となっています。
3. エントリー可否の検討
1. 抵抗帯確認
エントリーポイント付近では、やはり4時間足レベルのレジサポラインおよび日足のMAが最も大きな抵抗帯となりそうでした。
幸い、一時間足のWトップのネックラインと重なるポイントでしたので、一時間足のネックラインを割ったタイミングでエントリーすることができそうでした。
他方で、4時間足の直近安値にラインを引いてみると、ぴったりというわけではありませんが、微妙に効いているかもしれないラインがありましたので、これがリスクといえばリスクになり得ました。
先ほどの何度もぴったり同じレートで効いている強いラインというわけではないということで、このライン付近で揉む可能性を認識したうえで、今回はエントリー可としました。
2. リスクリワード
いつも通り、チャネル・MA・目立つ高安値をターゲットの候補にしており、今回はターゲットは一時間足レベルでの次の安値を決済ターゲットとすることを考えていました。
この場合の想定利幅は71pips、損切幅は22pipsでした。
したがって、想定されたRRは1:3.2となります。
ただし、このターゲットは日足レベルの押し安値ともなりますので、ここまでの下落には至らない可能性は高いと認識しており、1時間もしくは15分のダウもしくはチャネルでの決済になることを想定してチャートは監視を続ける必要がありました。
3. レジスタンスラインの有無
今回のエントリーポイントに関しては、上記の三角印のポイントでサポートされたラインがあり、このレジサポラインを背にエントリーできる形となっていました。
四時間足では、残念ながら明確に効いているポイントはなさそうでした。
4. 一時間足MAの傾き
エントリー足の21本前のローソク足は黄色の縦線のところであり、今後はレートを下げてくることになるため、注文執行後に一気に伸びずに揉んでしまうと一時間足MAが上向く可能性もあるポイントであったのは留意が必要でした。(留意したからと言って、どうしようもないが。)
しかしながら、現時点では一時間足MAはほぼ水平なってきており、ここから再度下を向くようであれば、グランビルの法則の収束から拡散ポイントになり得るポイントでした。
以上を踏まえ、日足MAおよび四時間足のレジサポラインよりも下の一時間足のレンジの最下部の直下にショートの逆指値注文を設置しました。
4. 結果
結果としては、エントリー直後に一度損切ラインぎりぎりまで戻されたものの、その後に下落。
しかし、その後は下げ渋りレンジを形成してきました。
上述の通りあまり長く持つポジションではなかったので、ダウというよりは15分レベルでちょうどよいポイントが形成されるごとに決済ラインを引き下げていきましたが、残念ながら引き下げていたラインに掛かり、15pipsほどの微益で決済となりました。
下げ渋ったポイントについて過去に目立つラインを見逃していなかったか確認しましたが、特に目立つラインが引けそうなポイントではありませんでした。
今回は残念ながら微益となりましたが、損しないことが重要なので次のチャンスを待ちたいと思います。
今回は以上となります。
皆様の参考になれば幸いです。
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