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教育課程に対する疑問

オーバーカリキュラムがよく言われているのですが、週あたりの時間割や科目間の関連性を研究されている方はいないのでしょうか?

昔、大学学部生だった頃、教育学の先生が、教育審議会に教育学の専門家がいない、と嘆いておられました。今はどうなんでしょうか

というのは、日本語指導で有名な鳥飼先生が第二言語習得の知見から小学校の英語導入を反対されたこと、中学英語で文法を教えられない(前のカリキュラムから会話中心にするため、中学で英文法を教えてはいけないことになった)ので、高校一年で名詞と動詞の区別が日本語でも若干怪しくなったこと、物理基礎で力学を習う時に、三角関数は数学ではもう少し後になってしまうこと、前のカリキュラムから高校理系は7時間目を作らないと嵌まらないこと、今のカリキュラムで国語の文学国語・論理国語・古典探究の標準単位が4単位と大きくて、もし全部嵌めるなら、芸術を一年だけになること、等々、現場は上から降りてきたものを形にするのに汲々としているからです。

現場はもう既に、組合も壊滅し、あるいは体制や新学習指導要領に反対する人々が粛正され、新カリキュラム(もう既に現行ですが)無茶振りでも、誰も反対できないのです。

一番困るのが、三観点評価なのですが。
あれは一体何なのでしょうか。あれで一気に仕事が面倒になりました。考査試験に「知識・技能」「思考・判断・表現」をいちいち記入して、配点の按分もしなければならない。おまけに「主体性」について評価しなければならない。
学年で割合を決めて評価をすることになっているために、同じコースなら試験は共通。自由度ゼロです。

全国ガチガチに型に嵌めたいのでしょうか?
教員をさらに多忙にさせたいのでしょうか?

2024年度、現在三年目の新カリキュラムについて、教育学の知見を教えていただけたら、と思います。



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みゆ
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