スタバの逆張りアプリ戦略:アプリ不要のモバイル注文で顧客獲得
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ニュースのまとめ
スターバックスコーヒージャパンは、会員登録不要でモバイルオーダーが利用できる「アップクリップ」サービスを全国展開しました。アプリダウンロードのハードルを下げつつ、約15%の利用者がその利便性を体験後にアプリをダウンロードしています。アプリは、単なる利便性の提供だけでなく、顧客と従業員とのつながりを強化するツールとして機能しています。
ポイント1: 会員登録不要のモバイルオーダー
「アップクリップ」は、アプリや会員登録が不要でモバイルオーダーを利用できる仕組みで、利用者はアイフォーンのカメラで専用コードを読み込むだけで注文できます。商品のカスタマイズも簡単に行え、ホイップクリームやエスプレッソショットの追加などが可能です。この仕組みはアプリ利用者の拡大に貢献しており、約15%の利用者がダウンロードしています。
ポイント2: 店舗と顧客のつながりを強化するアプリ
スターバックスのアプリは、単なる利便性の提供だけでなく、店舗スタッフと顧客のつながりをサポートする役割を担っています。従業員がリピーターを把握できるよう、ニックネーム機能を導入し、顧客とのコミュニケーションを活性化させています。これにより、リピーターとのつながりを深め、顧客体験を向上させています。
ポイント3: 利便性と顧客体験の両立
スターバックスのデジタル戦略は、単に注文を簡単にするだけではなく、店舗での顧客体験を向上させるための一環です。モバイルオーダーでは、顧客が任意のニックネームを設定できることで、従業員がリピーターを特定しやすくなり、よりパーソナルなサービスが提供されます。顧客体験の強化に繋がる戦略的な仕組みです。
この事例のマーケティング的な学び
スターバックスの提供するバリューは「サードプレイス」という言葉に代表される居心地の良さです。その一つが店員とのフランクなコミュニケーションであり、アプリはそれをサポートするために設計されているとのこと。アプリは今後ますます「企業のコアバリューを実現するためのツール」として進化していくと思います。
キーワード解説
「アップクリップ」は、スターバックスが提供するアプリや会員登録不要のモバイルオーダーサービスです。顧客が簡単に注文できる利便性を提供しつつ、実際に利用した後でアプリをダウンロードさせることで、顧客データの収集や顧客体験の強化に繋げています。これにより、顧客と店舗との関係を深めています。
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