店舗は「オフ会」の場へ：丸井グループの新しい消費体験

2025年1月13日 19:56

☝️この記事はDiscordコミュニティ「ネクストトレンド・ハンティング」の投稿の引用です。このテーマについて語り合いたい方は、以下のリンクから「ネクストトレンド・ハンティング」にご参加ください。

ニュースのまとめ

丸井グループは、消費者や社員の「好き」を軸にショッピングセンター（SC）の在り方を刷新中です。アニメや登山などニッチな趣向に対応した「好きを応援するカード」や、社員の提案を商品化する仕組みを活用。ネット時代における店舗の価値を、リアルのコミュニケーションやイベントを通じて再定義しています。

丸井グループは、アニメや登山アプリ「ヤマップ」とのコラボカードなど、趣味や興味に特化したサービスを展開。カードの利用額が環境保全に繋がる仕組みを取り入れることで、消費を社会貢献に結びつけています。これにより、消費者の「好き」を応援しながら社会課題の解決も目指します。

「ちいかわエポスカード」などは社員の発案から生まれたプロジェクトの成功例です。「好きを応援するコンクール」で提案を募り、商品化につなげることで、社員の自主性を引き出しています。2023年度には人的資本投資額が約93億円に達し、社員の成長と事業の革新を同時に推進しています。

ECが主流の中、店舗は単なる買い物の場ではなく、「オフ会」やイベントを通じた交流の場へと進化。ネットでは得られない体験価値を提供し、ファンミーティングやリアルイベントを来店動機にしています。また、出店契約をオンラインで完結できる「OMEMIE」など、利便性を高めたサービスも導入されています。

消費者の「好き」に寄り添ったマーケティングは、ブランドの共感を高めます。特定の趣味や社会課題と結びつけることで、単なる購入行動を超えた価値を提供できます。さらに、社員のアイデアを活かす文化が新しい価値創造の源泉となります。

「好きを応援するカード」は、特定の趣味やテーマに特化したクレジットカードで、消費者の関心に応じたサービスや特典を提供します。利用によって得られるポイントが社会貢献に繋がる仕組みを取り入れ、消費者の趣味と社会課題解決を融合させています。