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「わざわざ」言わなくていいことを言わない。

マイルール

ここ半年ほど、「自分が思っていないことを口にしない」というマイルールを徹底しております。

例えば、「すごいですね」は、本当にすごいと思った時にしか言わないし、「わかります」という言葉は、本当にわかると思った時にしか言わない。本音と建前という言葉がありますが、建前で自分が思ってもいないことを言ってしまう方が、相手にとっても自分にとっても失礼なんじゃないかと思ってしまいます。

・理不尽に耐えられる力って大切
・仕事はあるだけありがたいと思う
・変化を恐れずに挑戦しよう

働いている時に言われた言葉たち。きっとあなたにとっては正しい言葉なのでしょう。でも、私にとってはそうじゃないんです。(もしかしたら将来正しいと思う出来事があったら、その時は正しいと思うかもしれません。)正しいか正しくないかなんて誰も判断できないのに、何となく声の大きい人や立場が上の人に同調してしまいそうになる。ふう、あぶない。

人によっては、「共感してくれない」「伝わらない」と寂しい気持ちになるかもしれませんが、その代わりに「そのような考えもあるのですね」という言葉を使うようにしています。「自分の思い」も「相手の思い」も尊重したい。この気持ちに嘘はないのです。

結婚式での出来事

この背景には、「まずは自分の気持ちを大切にする」と決めたことが大きいです。
半年前にこう決めてから、最も「自分の気持ち」を大切にした出来事は結婚式でした。
※結婚式のことは自分の考え方が色濃く反映されすぎているので書くことを控えておりましたが、いつかひっそりと書こうかな…。

私たち夫婦は「人前式」というものをしました。人前式には司会者からのお決まりの言葉があります。

本日ここにお集まりの皆さまに見守られながら、おふたりは夫婦としての第一歩を踏み出されます。皆さまには、その証人としてお立ち会いいただきます。(中略)それでは、おふたりの結婚の誓いを承認し、お祝いの気持ちを込めて、盛大な拍手をお願いいたします。(文言は一例です)

すみません、、、。皆さんの「立ち会い」や「承認」がなくても、私たち結婚します(笑)
儀式や従来のやり方にこだわらず、自分たちのスタイルでできるのが人前式のよいところ。なのに蓋を開けてみるとお決まりのテンプレートばかり。

とこんな感じです(笑)人によっては「非常にめんどくさい」と感じることを、一つひとつ徹底的に考え、私たちのスタンスに合わないものは排除しました。くれぐれも、従来の言葉を否定している訳ではありません。あくまでも「私たちにとって考え方が合わないものはやらない」という意味です。

大切なことがあります。それは、「私たちの考えって尊重されるべきだよね」とは決して思っていないということです。私たちに大切な気持ちがあるように、相手にだって大切な気持ちがあることを忘れてはいけません。
なので、関わってくれるプランナーさんや司会者の方には、自分たちの考えをできるだけ丁寧に説明しました。「分かってもらうこと」が当たり前ではなく、「分からないこと」を前提とした上でのコミュニケーションです。結果、周囲の理解を得た上で私達のやりたいことを実現させることができました。

※話はちょっとそれますが、上記のようにとてもこだわりのある人間ですので、基本的に人の「こだわり」が大好きです。もちろん押し付けられたり強要されたりするのは「うう、、、✋」となることもありますが、その人が大切にしていることについて私は何も否定する理由がないですし、素直に「こだわりがあって素敵だな」と感じます。(こだわりがないというこだわりも、素敵◎)

言わなくてもいいことを言わない

「自分の気持ちを大切にする」というスタンスはもちろん大切です。が、もう一つ大切にしていることがあります。それは、「わざわざ言わなくてもいいことを言わない」です。

それ、わざわざ言う?ということを正直に言ってくださる方。おお、素直だな〜と感心する反面、私はすっと離れることがあります。(もちろん自分もめっちゃ気をつけております。)

「自分の気持ちを大切にするんだから、好き勝手言っていいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、ええ、自由です。自由ですが、私の場合はわざわざ言わなくてもいいことを言ってしまって、良かったことが何一つないんです。
そして皮肉なことに、わざわざ言わなくてもいいことって何故か言いたくなりませんか(笑)
言ってやりたい、伝えてスッキリしたい、自分の気持ちを伝えてやりたい、という気持ちがウズウズ湧いてくる。でもぐっと言わないようにしています。ここを決めているか決めていないかが大切だと感じております。

※誤解なきように伝えると、本当に言わなければいけないことは絶対に言うべきです。この話は、「わざわざ」がポイントです。「わざわざ」言わなくていいことです(笑)例えがすぐ浮かばずで恐縮ですが、「わざわざ」という感想が一番に出てくる時です。

「わざわざ」言わなくていいことは自分も言わないようにしていますし、もし言われた時は、無関心・無反応を貫きます。個人的には一番効きます。

考え方や言葉を洗練させておく

これからも自分の気持ちを大切にするために、多くの本を読みたい。文章を書きたい。大切なことが浮かんでも、日常の中だと埋もれてしまうから。忘れないように、見逃さないように、まだあたたかいうちにメモしておく。

自分の気持ちを大切にするために一番大切なこと。
それは、自分にとって何が大切かを知っていること。

時間はかかるし、大変なこともあるけども、絶対に無駄な時間じゃないはず。

毎日世間を騒がせているニュースも、他人事だとは思えません。
どのような歴史があってこのような出来事が起きてしまったのか、実は私の周りにも同じような力学が働いて、組織や人が動いていたのではないか。歴史を調べることで点と線がつながることがあります。だから歴史を学ぶってとっても大切。

表面的な情報や外部の感情に流されず、自分の目で、自分の耳で、自分の声でしっかりと生きていきたいと感じる今日この頃です。

🌱

最近、コメントをいただけることが増えてきてとっても嬉しいです。文章を読んでくださって、さらにはコメントってきっと時間も使うことなのに…!ありがたいなあと感じております。文章を書く、発信するって勇気がいることですが、これからも細々と続けていきたいと思います🌷

【追記】
「わざわざ」の具体例が出てきましたので追記します。
・社会人のくせに、もう社会人○年目なんだから〜
・いい年して〜
・女性だから、母親なんだから〜
・結婚は?子供は? などなど

総じて、人格、年齢、性別、所属など、その人が生まれ持ったものや選択に対して、アドバイスや意見に紛れ込ませて否定するような言葉のこと。

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