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閉鎖病棟の入院患者から研修医に戻って2週間。

10月末に精神科病棟から退院。そして…

先日のnoteでも書きましたが、私は研修医という身分でうつになってしまい、研修先の病院の精神科に入院することとなりました。
10月11月とお仕事をお休みして、つい先日、12月より復職しました。先生方が優しくてそれなりに緩く学べるローテ科だったので、比較的スタートは恵まれた環境でした。

だけど、復職初日からしんどくて、お仕事が地獄にしか感じなくて一生続くと思うと憂鬱で仕方なくて、どうせまた休職直前くらいには精神状態悪化することは目に見えているので、本当に本当にしんどくて。

だから、もうどうすればいいかわからないです。休職と入院という一番の切り札を使ってしまったのに、結局何も変わらなくて。もうこの状態から改善する方法はないです。
結局退院後も何も変わらず、休職前と同じような日々を過ごしています。


「病み上がりだから無理しないでね」

復職後すぐにかけていただいた言葉です。
とても気にかけていただいて、私の業務量に配慮してもらっているという点は本当に感謝しています。
でも、別に休職前と何ら変わりがなくて、別に病気が治ったわけではなくて、一生この想いを抱えながら生きていかなきゃいけないのに、もう業務に支障がないと思われていることを痛感しました。

ただでさえ不良品だったのに、それが壊れてしまってもう元に戻る見込みなんてないんです。
もともと勉強に対して努力をして成績を保っていたというくらいしか取り柄がない、人とのかかわりや臨機応変な対応が圧倒的に下手で迷惑をかける存在でした。
なのにうつになんかなって努力をするという唯一の美点さえもなくなり怠け者になって、余計害悪のような存在になってしまってますます存在意義がなくなりました。

だから治るどころではなくて、どんどんごみになるだけなんです。無理するしか道はなくて、無理してもなおお医者さんの足元にも及ばない業務量や知識量しか身につけられないのです。

「休職期間は夏休みみたいに過ごせるんだね!」

これも私が言われた言葉です。
おやすみの間なんてひたすら希死念慮と戦う消耗する日々です。起き上がれない日々ももちろん多くあり、そもそも動ける日がほとんどないです。
でも休職中に、趣味に励んでリフレッシュしてね~!元気になってね~!と声かけあって絶望的な気持ちになりました。

出口の見えないトンネルを歩んでいく
苦しくて死ぬしか選択肢がないのに逃げられない
明日生きている未来が見えない

こんな日々を過ごしていたのに、リフレッシュするどころの話ではありませんでした。
でも、これは同期から言われた言葉なんですが、相手が悪いとは思わなくて、うつと診断された人間に対する認識はこんな感じなんだなと学びました。


気持ちと身体が一致しない…けどこれはただの言い訳

休んでいた分ブランクがあるから、人よりたくさん症例にあたって参考書を読んで…とやらなきゃいけないのですが、身体と気持ちが追いつきません。うまく動けず椅子から離れられず、勉強しようにも本を開いたまま目がページを滑り、何もできずに過ごしています。
実際に周りからももう休職しないでね。こっちの負担が増えるからと遠回しに言われていて、自己研鑽に励んで業務を頑張らなきゃいけないのです。けれど何も手をつかない…この繰り返しです。

でも、こうやって言い訳して何もやらないのは、単なる怠け者で結局私が全部悪い。その事実は揺らがないのです。

このまま私は苦しみ続けて一生を過ごすのでしょうか。
もう休職も入院もしちゃいけないのでしょうか。
死にたいと思うことは許されないのでしょうか。

もうすごくすごく苦しいです。

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