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恐怖の決定通知書


末っ子保育園落選事件

母子心中でもしろというのか

時は巡って新生活を始めて初の新年も無事に過ぎ節分を過ぎた頃、
ついに居住地域管轄の保育課から審査決定通知書が届いた

次男・5歳児クラス第一希望から第三希望までOK。
どの園に面談に行くか決めて下さい

そりゃあもう!延長保育実施の第一希望に決まってますやん!

そして3男



第一希望から第三希望まで2~3歳児クラス 
 落 選



なんだと~~~~~~~~?
ありえん!うちの末っ子は3月30日生まれというスーパー早生まれなので新学期を迎えるギリギリでやっと3歳

言葉の発達もゆっくりな子だったのでお話レベルはめっちゃバブ
おむつもやっとリハパンになったばかりの子の保育先が無い!

どうにかならないかと保育課に電話をしてもけんもほろろ
市役所に出向いても「定員に入れなかったので、来年まで待って下さい」
「お宅だけでは無いので」

当時の保育課の担当者は青白い顔をしたやたら上から目線の若い男性だった。一職員でしかないのだがその男性は自分が権限を握っているかのような物言いで、完全に人を選んで対応を変える様な人だったのを覚えている

もう前の園には退園届を出しているので預かってもらえないし、母子家庭なので働かないと生きていけないので頼み込んでみたものの兎に角規則!規則!!規則!!規則!!

うるせぇ~~~っ!何の為の保育福祉課だ!

のどの先まで出かけた言葉を飲み込んで怒鳴りたくなった気持ちが悔しい涙に変わって家に戻った
これからどうしよう・・・グルグルと不安ばかりが頭を巡った


(必見!)市議会議員の訪問、使えるものはとことん使え!

新居に越して間もない頃、同じアパートの某学会員の奥様が我が家に選挙と新聞のお願いの為に来たことがあった。
26歳だった私は母が同じ宗教でこれといった努力もせず、人任せで良いことがあるとそれが功徳だ宗教のお陰だなんだ言いながら家庭崩壊を間近に見た一人でもあるので、宗教なんか金輪際ごめんだし選挙にも興味が無かったのでその時はお断りしたのだが、その市議さんが帰り際にめっちゃ力強い口調で


皆さんの為に頑張らせてもらいます!
何かあったら是非言ってください!

あの時確かにそう言ったのを思い出して、当時貰って引き出しの隅っこに追いやった名刺を引っ張り出して、本当に頑張ってくれるんだろうな?と疑い度120%だったが、他に手段が見つからなかったので思い切って名刺先の電話番号に連絡した。

子供の保育園入所の件でとても困っていると

その市議さんに電話をしたのが夕食前だったので19時過ぎだったと思うが電話から「今から直ぐお伺いしていいですか?」と20分くらいで我が家に飛んできた。
東京とはいえ郊外の片田舎の市内だったからできたことかも知れないけれど、その時の即対応には宗教云々抜きにして素直に感謝しかなかった。

そしてその決定通知書を見せ、その日に行った保育課の対応について話をし、次男と同じにしてくれとまでは贅沢は言わない、最悪無認可保育園でも仕方ないと思っているが働けずに1年待つ事はとてもじゃないが無理だといいう話をした


そしたらなんと!その市議さんが

「そんなバカな話があるか!お母さん!私に任せてください!掛け合います!2~3日お時間下さい」

そう言ってその日は我が家から帰って行った。


市議さんへの相談から特大逆転ホームラン!

市議さんへの相談から一夜明けて次の日の夕方、いけ好かない保育課のあの男性から私の携帯に電話が来た

「次男さんの第一希望の園から三男さんも面談に来てくださいだそうです」

耳を疑った・・・
何が起きた?え・・・っと

聞き返すとイヤミでも放つように
「こっちも権力を使われたら逆らえないんで・・・」そう言ってその職員は電話を切った


市議さんて本当に働くんだ・・・とびっくりしたのと同時に

市議さん!ありがとう!あたしゃアンタが崇拝する宗教じゃなくてアンタの事を拝み倒すよ!もちろん次回の選挙はアンタに入れるよ!


本当に心からそう感謝したし、ガチで救いの神に変わった
本当ならお礼に菓子折りでも持ってお礼に行きたいところだが、収賄罪にふれるのでお礼のお手紙のみにした。

その翌週、第一希望の保育園に子供たちを連れて面談に行き、急遽下の子も受け入れて頂いた事に頭を下げた

園長先生は女性の方でとても優しく、ニコニコとお話して下さった
「お母さん、お若いのに大変でしたね、お役所は規定人数で区切られてしまうんです、こちらは副担任と補助さんもいますからね、大丈夫です!もう安心してお仕事されて下さいね」

本当に仏様か菩薩様なんじゃないかと思った


前の保育園での扱いがしんどかったのもあって、子供たちが卒園するまでは波風立てないように・・・そればかりを考えていたので園長先生のお言葉に泣きそうになってしまった


そんなこんなどたばた劇を展開して無事に子供たちの転園先が決まった


そこの園長先生とはその後もしばらくは長いお付き合いになるのだけど、その話はまたの機会に



(必見!)地元の議員さんに力になってもらうのは悪じゃない!

議員を利用する事って厭らしい方法と思われがちだが使って良いのだ!
勿論、裏でお金のやり取りなんかしちゃいけない、そんなのは当たり前だし小市民の私たちにはそんな余裕もある訳がないw

それでも使って良いのです!むしろ動いて貰わなきゃ!

だって、皆様の為に働きます!働かせて下さい!で立ってる人なんだから。
それが結果として形になって、有権者の私たちが支援という循環が出来れば彼らにとってもそれが一番有難い事。


これは現代でも色んなお困り事、行政や法律の介入で何とかなる事ならひとり親のご家庭の方、障害をお持ちの方、貧困でどうしたらいいか分からない方ほどお役所に言い負かされないで議員さんを使ってほしいし使って良いんです!

厭らしい事でも恥ずかしい事でも何でもないんですよ



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