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Photo by
cocoro_no_koe
旅する蝶
毎年10月になると旅する蝶アサギマダラの情報をまだか、まだかと待っている。
アサギマダラが六甲山にも渡ってくるからだ。残念ながら今年はタイミングが合わずじまいで本当に残念だった。これは去年の写真だ。
摩耶山に天上寺という女人高野として有名なお寺がある。
掬星台から歩くこと10分くらいだろうか。
フジバカマのお庭があり、毎年アサギマダラが大量に立ち寄る場所だ。
バズーカみたいな望遠レンズをつけたオジさまたちがわんさかいる。
でもアサギマダラはバズーカが無くても十分に接写できる。ふわふわヒラヒラとゆるやかに飛び、人をあまり怖がらない。
私のレンズキットの標準レンズでも十分寄れる。大変美しい蝶だ。羽に識別ナンバーが書かれている個体もたくさんいる。
どこかの研究機関が調査しているようだ。
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この本堂の中にお遍路の御踏場があり、順番に回ると88箇所回ったことになるらしい。
靴を脱いで上がるのだが、なかなか楽しい。
なんせ88霊場を10分で周れるのだ。
そんなことある?
ちょっと嘘くさいがやってみた。ご利益がありますように。
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嫁ちゃんが妊娠中に天上寺の腹帯と御守りを贈った。仏様の母君、摩耶夫人が祀られている。
掬星台へは、JR摩耶から坂バスを使うか、25分有り得ない斜度の坂道の住宅街を歩くか、どちらかだ。そうすると麻耶ケーブルの星の駅に着く。ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで15分くらいで着く。
ロープウェイがあるため、私は摩耶山へ歩いて登ったことがないのだ。人間、最初にラクな道を覚えてしまうとダメ人間になる。
摩耶山に関しては私は完全にダメ人間だ。
新神戸からのルートを歩いてらっしゃる皆さま、ご苦労さまでございます。
旅する蝶、アサギマダラ。
その大群たるや、まるでこの世の楽園である。もう10月も終盤。ボヤボヤしてるといろんな機会を逃してしまう。
11月こそ、精力的にアウトドアを楽しむ。
はず。