詰まる所、やはりホルモンのせいという確信。
更年期のホルモン補充療法についてレポをマガジンにまとめ始めて早7ヶ月。
つくつぐ思うのは私の不調はみーんなホルモンのせいであったという結論。
私の不調だけでなく、世の中の女性の不調は老いも若いもマジでみんなホルモンのせいだ。
生理痛も偏頭痛も肩コリも不眠もドカ食いもホットフラッシュも高血圧も、みんな、みーんな、ホルモンのせいだった。
どんなに努力してもホルモンには敵わない。
私は自然に逆らって女性ホルモンを足している。
なんの罪悪感もない。
しんどい、しんどい、といつになったらしんどくない日が来るかわからないまま食事に気を付け、運動、アロマにハーブティーに温活…さまざまな努力を続けてもなかなか良くならなかった。
早めに婦人科で相談して本当に良かった。
HRT療法を始める前にいろんな記事を読み漁った。
うん、うん、そうですよねー。と思ったヨガ講師の方の記事がこちら。
ヨガ講師だけれど・・自然派の考え方に限界を感じた。
ですよねー。気合いじゃ治らないし、病は気から…じゃなくてホルモンのせいなんだよ。
自然派は時に行き過ぎると本末転倒になる。
ハーブティーやアロマで治せる段階か、
医療に頼らないといけない段階かを見極めるのは難しい。
だからこそ自分に合う婦人科が必要だと思う。
今日の朝、NHKでやっていた生理について高校生たちが話す特集。高尾美穂先生がコメンテーターだったので会社に行くギリギリまで視ていた。
生理痛に悩む高校生がお母さんと一緒に今どきの婦人科に行くというもの。
その病院は十代の性経験がまだ無い女の子には内診せずにエコーで検査してくれるという。多感な10代は股を広げて器具を突っ込まれる内診はできればやりたくないだろう。
エコーでもある程度の生理痛の原因はわかるという。お母さんと一緒に結果を聞き、月経困難症と診断されていた女の子は低用量ピルを選択していた。
正しく使えば生理のコントロールができるのだ。
正しく使えば怖くない。むしろ10代から痛みを最小限にしてQOLを上げて過ごせるのだ。
とまぁ、10代の話は置いといて。
日本での更年期ホルモン補充療法の歴史は1990年代くらいから徐々に普及し始めたみたいだが、欧米に比べるとまだまだ抵抗がある人が多いと書いてあった。
現に私の周りの更年期世代の知人でHRT治療をしている人を知らない。しんどくても日本人は「自然」に逆らうことを嫌うからだろう。
まだ、我慢できる。
病気じゃないから。
いつか慣れる。
いつか慣れるのを待っていたらまだまだ体が動ける50代を無駄に過ごすことになる。
私はツラいのを我慢して過ごすのは絶対イヤだった。
私がこのHRT治療を始めてから体調はかなり良い。
不正出血もある。たまに頭痛もある。
でもやらずに寝込んでいるよりも体調は数倍安定している。
婦人科の門を叩いて本当に良かったと思う。
とどのつまり、私の体調不良はみーんなホルモンのせいだった。
HRT療法はエストロゲンを補うので骨粗鬆症の予防にもひと役買ってくれている。これは嬉しい誤算だった。
もちろん、体の事情でHRT療法できない場合も多々あるだろう。
私は体調不良で日々を無駄にしている時間がもったいないのでこれからもHRT療法を続けていく。
もう根性論は要らない。怖がらず正しい知識をアップデートしていくだけだ。