医学論文解読 : 農作物の残留農薬について(エジプト・南アフリカ・カナダの比較)
カナダ、エジプト、南アフリカの残留農薬の検査論文を読んでみる。日本はカナダからは小麦やキャノーラ油、南アフリカからはオレンジ、エジプトからはイチゴやタマネギなどを多く輸入している。一見地域も輸入品目もバラバラの3つの国ではあるが残留農薬(MRL)の調査結果は農作物の信頼性を表す客観的な指標だろう。
カナダ / 68.5%から残留農薬が検出された。残留量の国際基準(MRL)を超えているものは3.2%だった。穀物や果物で検出される率が非常に高く(91.4%)ポストハーベストの影