【日記】止まない雨はない、曇らない晴れもない
昨日、梅雨明け以降では初めて雨が降った。
僕は雨が好きではない。
まるでその日一日を表しているかのように、雨の日は気分が上がらないし、良くないことが起こる気がしている。
だから、ずっと晴れが続けばいいなという小さな夢を密かに抱いていた。
さて、実際に晴れが続くとどうか。
今年、その密かに抱いていた小さな夢がついに実現したのである。
ところが……
ずっとスポットライトを浴びているようで心が休まらなかった。
雨の優しさのありがたみを今年ほど強く感じたことはない。
もちろん暑さの影響もあるが、「晴れがしんどい」なんて生まれて初めての感覚だった。
「曇らない晴れもない」を経験したことで、ありきたりな言葉に見えた「止まない雨はない」が強く響いた2023年の夏。
止まない雨はないように、曇らない晴れもない。
それは、人生においても同じなのかもしれない。
悪いことばかりが続かないように、良いことばかりが続くわけではない。
でも、良いことしか続かないのも、それはそれでしんどいのかもしれない。
「晴れ」と「雨」、どちらもあってこそ「人生」
アイスコーヒーのほろ苦く爽やかな味を噛み締めながら、晴れも雨も優しさのある秋の訪れを待っている。