#52【ネタバレなし】『イニシエーション・ラブ』(著:乾くるみ)を読んだ感想【読書日記】
乾くるみさんの『イニシエーション・ラブ』
ミリオンセラーになっている名作で、映画化もされました。
「ほんタメ」で紹介されているのを見て前から気になっていた作品で、今回満を持して?読みました。
※ネタバレはしないように感想を書きました
このような方にオススメの本です
恋愛小説が好き
思わず声が出る伏線回収が凄い作品を読みたい
以前読んだことがあって久しぶりに再読したい
あらすじ
感想
甘くほろ苦いラブストーリー
……と思ったら、読了後に見え方がガラッと変わる?
人生に絶対なんてものはないし、考え方だって変わる
大学四年生の主人公・鈴木は、ある日人数が足りないことで合コンに呼ばれます。渋々参加した合コンでしたが、そこでマユと出会ったことで物語が動きます。その後、度々会うようになり…。
最近の小説のような斬新な設定ではなく、不器用で一生懸命で微笑ましい。甘くほろ苦いラブストーリーだなと読みながら思っていました。
……と思ったら、ラスト1ページと解説で物語の見え方がガラッと変わりました。あらすじを見てミステリー?と不思議に思っていましたが、読了後にパラパラっと読み返したら「うわー!」と思わず声が出ました。これは恋愛小説でありながら、ミステリー小説でもあります。タイトルの意味が今になって響いてます。そして、怖い…。
というか、これ以上言うとネタバレになってしまう(笑)
ミリオンセラーとなっている名作なのもあり、検索するとネタバレ記事が出てきますが、何も情報を見ないほうが楽しめるのは言うまでもありませんね。
人生に絶対なんてものはないし、考え方だって変わる。それは悪いことではない。正解はないからこそ自分なりに考えて動こうと思いました。ある場面でのフレーズですが、最近感じていることでもあったので響きました。
それにしても、ネタバレせずに感想を伝えるのって難しいですね……。
ちなみに僕がミステリー系を読む時は、何も情報を見ずに読む派です。読みながら推理することもありますが、当たったことはまずありません(笑)