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12/3 コロナ禍で医療現場になにが起きているのか? を観て思ったこと。

Choose Life ProjectがYouTubeにて「コロナ禍で医療現場になにが起きているのか?」を配信。

切実な医療現場や関係者からの声を聞くことができ、ぼくたちにできる事はなんなのかを改めて考えることができた。
ぼくとしては、「感染しない」「感染させない」事を常に意識し、マスクの着用、手洗いの徹底、不要な場所への立ち入り等、再度徹底しようと思いました。
幸い、今のところ感染していませんので、医療従事者の方に迷惑が掛からないよう今後も感染予防対策を徹底していきたいです。

ここからが本題となります。
医療従事者・関係者の切実な現状を理解はしましたが、違う視点で観てみました。

コロナ患者を受け入れている病院の中でも、黒字の病院があるということに驚き。
もちろん、赤字の病院の比率は高いが、赤字か黒字の比率のみで、金額で示されていなかったので、実態を把握出来なかった面がある。
コロナ以前の収支も見た上で判断しないと、ただ単年(単期間)のみでの収支だけでは判断出来ないと思う。
実際、病院は儲かる仕組みになっているのだ思う。
(よく問題になる医療への公的資金投入に関して議論されている部分なのかもしれない)
但し、コロナのような事態になったら公的資金を投入し、平時は無駄な公的資金を投入すべきではない。
但し、人員確保が課題としては残る。もしかしたら、お金で解決できる範囲なのかもしれない。(予備自衛官みたいに予備医療従事者として)
また、その儲けたお金を医療従事者や関係者に分配しているのかというとそうではないようなので、このような医療崩壊しかねない時に問題になるのではないか。
給与・ボーナスのカット(ダウン)について。
資本主義なので業績が悪ければ給与は下がる。
確かに保証がなければ安心して働くことは出来ないが、営利目的の会社に属しているのだから当然である。
資本主義の恐ろしところである。
但し、先にも述べたが緊急時には人件費も含め、公的資金を投入する体制を構築する必要がある。
主権者が主役の国家でなければいけない。
政治機能が正常でない為に起きたある意味「人災」でもある。

命が絡んでいるから、話がややこしくなる。
(医療の問題と経営とは切り離さなければいけない)
もちろん、命の為にお金は惜しみ無く使うことは当然のことである。
成長及び資本主義が行きついた先がパンデミックとなって表れたのではないかと考えられる。
資本主義という病に冒されているのではないのか。

よって、『脱成長』『脱資本主義』なのだ。

是非、下記の本を読んでほしい。

人新世の「資本論」 斎藤幸平(著)

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内容(「BOOK」データベースより)
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
斎藤幸平
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』)によって、権威ある「ドイッチャー記念賞」を歴代最年少で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ちょっと、番組の趣旨と違う内容となりましたが、コロナ禍での医療現場からこのように考えることが出来たことはよかったと思っている。いろいろな視点を持って物事を考える良い機会となりました。

更に極論をいうと 「脱医療」 なのかもしれない。
それが本来人間としての在り方なのかもしれない。

現在の医療は、資本主義の考えからすると欲求・欲望、無制限な成長を求めて今以上の高度な医療を求めるのであって、「脱成長」「脱資本主義」な考えであれば「脱医療」という考えもできる。
「命」に関わることなので、「脱」と一概には出来ないが、考えるべき事だと思うし、今後の大きな課題になると思う。
これらの事は医療以外にも考えなければいけないことで、
総括すると『脱成長』『脱資本主義』になる。

人生って難しい。だから面白いのか。。。

今後もChoose Life Projectの活動を応援していきたい。

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